五感に耳をすます「Dialog in the Darkとは?」
についての対話
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種類 | 講演会 |
場所 | 7階スタジオシアター |
期間 | 2001年10月26日 |
時間 | 18時30分から20時30分まで |
料金 | 無料 |
備考 | 手話通訳、要約筆記付き |
趣旨
2001年の秋、メディアテーク6階ギャラリーにて開催されるDialog in the Darkは、参加者の人数が制限される催しである。このことから参加者以外のかたにも、展覧会について知っていただく機会を設けるために、トークセッションを開催する。
内容
Dialog in the Darkは、障害者疑似体験ではない。健常・障害という区別をするのではなく、五感に耳をすますことで、本来、自分の中にある多様な可能性に気がつくためのきっかけとなる装置(トンネル)である。普段、多くの人が視覚に頼ってものごとを理解している。しかしそれは、わたしたちの認識のほんの一部にしか過ぎないのだ。情報源のなかで一番大きな割合を占めている視覚を遮断すると、いつもと違う自分と出会うことができる。このDialog in the Darkという五感再生装置が、これまでどのような経緯でヨーロッパで始まり、広がったのか、開催実績や参加者の感想などを交えて語る。
- ■参加メンバー
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・藤原和博
リクルート フェロー 特命新規事業担当/子供地球基金常任理事
個人と社会の新しい関係を創造する藤原和博さんからは、これまでの働きかけのない社会から、働きかけのある社会インフラを、どう柔らかい意識と感覚で構築していくのか、地域と自分との関係、年齢を超えたコミュニケーションのありようなどをお話していただく。
・山下柚実
ジャーナリスト ライター
五感をテーマに日本中、取材を続けている山下柚実さんからは、「五感喪失」社会と学習障害、注意欠陥・多動性障害の歴史などをお話していただく。
・松村道生
ミュージシャン DIDチーフアテンド
テレビ東京系ドラマ「ハッピー」挿入歌などで活躍のバンドALMAのドラマーでありガイド役の松村道夫さんには、音楽家としての独特の感性で、これまでの開催のエピソードをお話ししていただく。
・石井行一
アーティスト&ファイナンシャルプランナー
フランス在住の画家であり、ファイナンシャルプランナーである石井行一さんには、日本の既成概念ではない違った観点から、人間の創造力の可能性とこのプロジェクトの関係をお話ししていただく。
<司会>
金井真介
Dialog in the Darkプロジェクト 代表世話役