ワークショップ第1回

まずはじめに講師より、このワークショップのねらいについて説明がありました。(※記される場所のために記されたもの 参照)
これからしようとすることの意義や作業の流れを、参加者全員で確認していきます。
次に、東京不偲池周辺にある記念碑群のスライド、また、ミケランジェロ彫刻作品のスライドをみました。ここでは記念碑にどういう種類があり、造形的にどのような形態をとっているのか、また由来の説明などからそこに込められた思いについて読み取り、自分の制作の参考とします。
また、地元学に精通する粟野邦夫さんをゲストにお招きし、仙台の様々な場所にまつわるお話しをききながら、自分にとっての、また仙台に残すべき記念碑とは何なのか、想像を膨らませていきました。
事前にどのような記念碑を制作したいか既に考えのある参加者には、その内容をお話ししてもらいました。

ワークショップ後半は、実際にブロンズ像をつくるにあたって必要となる雛型製作のためのワックスの取り扱いについて学びます。次回ワークショップまでの宿題として、記念碑の構想をまとめ、その由来の説明となる資料を用意するとともに、ワックス雛型を完成させなければなりません。手作業を通 じて記念碑のイメージを膨らませます。


ワークショップ第2回

各参加者が記念碑計画書に基づいて自分の作品をプレゼンテーションしました。蝋雛型を前にして、作品解説は自己紹介を兼ねて行われましたが、それぞれの方が普段の生活の中でどんなことを考えているのか(何について悩み、楽しみを感じて過ごしているのか)、あるいは個人的な思い出などを語る場となりました。非常に個人的なことが原点となって記念碑の由来が考えられているように思われる発表も、他の参加者と意見を交わすと、実は個人的な問題であると思い込まれていたことが、参加者それぞれに共通 する思いであったことや、参加者をとりまく様々なコミュニティについて知る機会となり、個人と共同体の関係について改めて考えることとなりました。
このように、記念碑の由来についても、プレゼンテーションすることによって他の人の意見が加えられ、より説得力のあるものとなりました。由来に関わり記念碑の造形表現についても、それぞれの参加者からアドバイスがあるなど、積極的なやりとりのなかで製作が進められました。
ここでできあがったワックス雛型はブロンズ工房で鋳造され、次回ワークショップ時に手渡されました。


ワークショップ第3回

最終回となる第3回は、蝋雛型がブロンズ化された作品を持って各建立地を巡り、由来の説明と設置式を行い、その様子を記録に収めました。下記は第3回当日の様子をご紹介するものです。

仙台スタジアム集合
見学、撮影
holly stadium
吉田和佳子
バスで移動
長命館跡着
見学、撮影
中世城館長命館跡
堀川邦雄
広瀬川の畔
(澱橋河原公園)着
見学、撮影
わかれ道
許 晴舒
桜ヶ岡公園着
見学、撮影
花よ巡れ
上原千明
あさべや着
見学、撮影
「あさべや」を 愛でる碑
三浦ゆきえ
定禅寺通緑地着
見学、撮影
仙台市彫刻のある まちづくり
村上道子
定禅寺通り
仙台定禅寺ビル前着
見学、撮影
ジャス
須藤麻紗子
定禅寺通緑地 141前着
見学、撮影
結びつながるおもい
佐藤ひかり
匂当台公園 野外音楽堂前着
見学、撮影
死せる音楽を悼む碑
匿名希望
大内屋(Oh ! LaLa)着
見学、撮影
ルーズソックス・ はじまりはココから
近藤佳代子
愛宕上杉通り(仙台駅前)着
見学、撮影
ワクワク
katsura
    移動型記念碑
交通戦争戦没者慰霊碑
駒形克哉
解散
駒形氏移動型記念碑インタビュービデオ撮影
このページの先頭に戻る

仙台八景に関するお問い合わせ
office@smt.city.sendai.jp
copyright 2002 sendai mediatheque. all rights reserved.