せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2007.08.08
七夕まつりの熱気と、オープンカフェと

smtオープンカフェ「七夕ひろば」が、今年も七夕まつりの期間にあわせて開催されました(8月5日~8日)。七夕かざりの展示や、短冊飾りコーナー、七夕おどりワークショップをはじめとする様々なステージイベントで、会場は連日多くの人で賑わいました。
そんな中、オープンカフェでsmtが提案したテーマは「涼を楽しむ」。例年にない猛暑にみまわれたこの夏、来館者の皆さんに五感を使って涼しい気分を味わっていただこうと企画しました。縁台に座ると、足元のスピーカーから7月に開催されたワークショップで制作した「涼を感じる音」がかすかに聞こえ、さらに見た目に涼やかな氷柱も配置、カフェの特別メニューとしてかき氷とラムネも登場、という演出。とりわけ、氷柱はこどもからおとなまで大好評でした。「昔、暑いときには氷柱を扇風機の近くに置いて、クーラー代わりに涼んでいたのよ」と懐かしそうに眺める年配の女性、氷に顔をつけて大はしゃぎするこどもたち、かき氷を食べながら縁台で涼むカップル・・・、皆がそれぞれの方法でお祭りが始まるまでの時間を楽しむ様子が各所でみられました。
通りがかりの人や、お祭りが始まるまでほっと一息つきたい人、あるいは祭りの出演団体の人など、オープンスクエアに集う人は、その目的や求めるものもさまざまです。ですから、ある人にとっては取るに足りないことが、他の人にとってみたら大切なことであったり、またその逆もありえるわけです。全ての人にとって快適な空間を提供する、というのは至難の業ではありますが、「公開空地」(詳しくはメディアテークひとことメモ02を参照)の特性を生かした、「公」と「私」、そして心地よい刺激とくつろぎが共存するような、様々な人や要素を大らかに包み込む空間づくりを目指して、メディアテークの試みはまだまだ続いてゆきます。

(T. H.)

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  • 氷柱は大人からこどもまで大好評でした
    2007/08/05

  • 「涼を楽しむ」音のワークショップの報告展示
    2007/08/05

  • 今年の夏は本当に暑かった!
    2007/08/05

  • クレプスキュールカフェのスタッフも大忙し
    2007/08/05

  • 毎年恒例となった阿波おどり使節団によるパフォーマンス
    2007/08/06

  • お祭りが始まるまでちょっと休憩
    2007/08/06

  • ワークショップで観客も「七夕おどり」体験ができます
    2007/08/06

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