参加作家

小山田 徹(KOYAMADA Toru)

1961年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学准教授。1984年京都市立芸術大学日本画科在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成、ダムタイプの活動と並行して90年から、「ウィークエンドカフェ」「コモンカフェ」「祈る人屋台」「カラス板屋」などさまざまな共有空間の開発を行っている。

藤井 光(FUJII Hikaru)

1976年東京生まれ。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程 DEA卒。1995年渡仏。美術館、路上、インターネット、裁判所、スクウォットなどの現場で映像メディアの可能性を模索しながら現代日本の社会政治状況を直截的に表現する。また「文房具としてのメディア」をコンセプトに映像制作ワークショップを通し映像メディアの民主化に努めている。

北川 貴好(KITAGAWA Takayoshi)

1974年大阪生まれ。1999年武蔵野美術大学建築学科卒業。1995年から環境や建物自体に手を加え空間そのものを新しい風景へと変換する作品を制作している。2000年、2002年、2006年取手アートプロジェクト、2008年黄金町バザール、2009年水と土の芸術祭、2010年愛知トリエンナーレなどに参加。

吉島庭園プロジェクト 2007年

港 千尋(MINATO Chihiro)

1960年生まれ。多摩美術大学美術学部教授。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、パリを拠点に「群衆」「移動」などをテーマに写真家・写真評論家として活動。『記憶―「創造」と「想起」の力』(講談社)で1997年サントリー学芸賞受賞。2006年第31回伊奈信男賞受賞。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー。近著『書物の変―グーグルベルグの時代』(せりか書房)

栞プロジェクト

石橋 素(ISHIBASHI Motoi)

1975年生まれ。東京工業大学制御システム工学科卒業。IAMAS卒業。テクノロジーを駆使した新しい遊びとプロトコルをテーマにインターフェイスデザインやデバイスの設計開発を行う。2006年、株式会社DGNを設立し、ファッションブランドの店舗や科学館等における展示システムの企画・制作も行う。ハッカーズスペース“4nchor5la6”(アンカーズラボ)ディレクター。

真鍋 大度(MANABE Daito)

1976年生まれ。東京理科大学卒業。IAMAS卒業。コンピュータープログラミングによる音響・照明・映像のデザインと動作制御で、音楽家、演出家、ダンサーなどとのコラボレーションを数多く行う。近年、顔面を音楽のヴィジュアライザーとして扱ったYoutubeの実験映像がギーク系ブログで話題になり1ヶ月足らずで100万ビューを達成。ハッカーズスペース“4nchor5la6”(アンカーズラボ)共同主宰。

フォルマント兄弟(Formant Brothers)

○三輪 眞弘(MIWA Masahiro)

1958年東京生まれ。作曲家。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。1978年渡独。国立ベルリン芸術大学、国立ロベルト・シューマン音楽大学で学ぶ。近年は、2004年「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」で芥川作曲賞、2007年「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門でグランプリなど受賞多数。コンピュータ歌唱ユニット「フォルマント兄弟」の兄。

○佐近田 展康(SAKONDA Nobuyasu)

1961年神戸生まれ。音楽家、サウンド・メディアアーティスト、メディア理論研究。名古屋学芸大学准教授。独自に開発したリアルタイム合成の声による機械歌唱パフォーマンスや作曲作品を多数発表。他に著書『Maxの教科書』、CD『時計仕掛けのエルメス』などがある。近年はメディアアートの理論的基礎として機械の存在論を研究。コンピュータ歌唱ユニット「フォルマント兄弟」の弟。

せんだいめでぃあヲどり友の会

光島 貴之(MITSUSHIMA Takayuki)

1954年京都生まれ。10才ごろ失明。1995年カッティングシートやラインテープを用いた独自のスタイルで「触る絵画」の制作を開始。見えていたころの記憶をたどりながら色を選び、何気ない日常の中から触る世界のおもしろさを表現する。国内外の美術館・ギャラリーでの展覧会や、触覚に注目したワークショップなど多数開催し、近年は音の作家とのコラボレーションも試みている。

生活の画より 2010年
このページのトップへ