メディアテークのヘビーユーザーは?と聞かれてすぐにも思い浮かぶ顔が、15人ほどはいます。彼もしくは彼女たちが館内に滞在する時間は、職員のそれを上回るほどです。
こうした常連さんが引き起こす運営上の課題は、どの施設でも多かれ少なかれ抱えているものでしょうが、あまり明快な解決方法は見つかっていません。ともすればフタで覆い尽くしたいという衝動に駆られる一方、そこをあえて開けてみたいという気持ちも働きます。
幸い関心を共有してくださる方々が現れ、1年をかけて、公共空間をめぐるさまざまな問題を考えてみようということになりました。5月からスタジオトークセッションをスタートします。
なお、この4月から3・4階に設置されている市民図書館の館長も兼務することになりました。図書館もいっしょになって、より多面的で、ボーダーレスな事業を展開できればと思います。