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せんだいメディアテーク
980-0821
仙台市青葉区春日町2-1
電話 022-713-3171
ファックス 022-713-4482
office@smt.city.sendai.jp
http://www.smt.jp/

 

一緒に育つ場所写真

せんだいメディアテークの正面入り口から西に115歩、それから北へ同じく115歩行くと、そこにあるのが第二のメディアテークを目論んだ「カフェ:C7」(シーセブン)だ。

イメージにあるのは、パリに住む人にとってなくてはならない「カフェ」。パリ文化が「カフェ」という場を発祥の地としているように、いわゆるコーヒーを飲むための場所というだけならば、文化を発信する基地にはならないし、自分でやる意味はない。

火曜日は第2メディアテーク構想爆発デーで、その他の日はカフェとなって火曜日のための運営資金を調達していく。

1階は今はやりのカフェのように白をイメージして明るく、キュートなイメージ。2階は暗く、クラシュックで、骨董屋のような設営に文学の香り。メディアテークにもある朗読サービスもある(有料)。2階は、昭和30・40年生まれのエリアと、それよりも大正っぽいシックなエリアに別れるが、昭和エリアはレコードによるGSやフォークやステージ101などの音楽からピンクレディ、大正エリアはエーゲ海の真珠とかママに捧げる歌などの昔のバックミュージック洋もの(映画音楽、ハワイアン)を客が自分でレコードをかける。この場所は屋台のイメージでみんながミックスするスペースなので、ここに入室する時はこんばんわーとかいらっしゃいーくらい言い合う。

この2階の奥の部屋は別名「昭和幻探偵室」。日中は郷土史料をそろえておき、夜は古い少年サンデーとかいったほうにスライドする。裏テーマは世代間の交流で、展示やアートや出版というメディアの要素やとにかくみんなが集まって自由に使える場というのが基調にあり、カフェはそのためのツールでしかない。先日屋根裏が異常に広いことを発見したので、ギャラリーにこれからみんなで作っていきたい。 名前の「C7」は、7つのCがエレメント。CUTE、CAFE、COOK、CLASSIC、ここに暫時、CANDLE、COOKTAILなどと繋がっていく成長するカフェで、このカフェを通して、カフェを作っていくこと自体を学べるような冊子の編集にも使いたいと思っている。

「C7」へのいろんな参加のしかたがあると思いますのでどうぞ、いっしょに遊びましょう。そうそう、「活かす」のはものだけでなく、「ひと」ってのが一番大事。