せんだいライブラリーネットワークとは、市内の図書館や地域施設との連携によって「総合的な学習」などをサポートする、図書サービスの可能性を模索する計画で、私たちの学校はモデル校として試みに参加してきました。
まず、FAX1本で本が借りられる便利さは、朝の読書の本不足に悩む我が校にとってありがたいことでした。毎回、こちらからお願いしたテーマや季節にあった本を選書していただき、子供たちは、目を輝やかせ本を手にしていました。
また、子供の本の世界を広げようとお願いした、図書館の方によるブックトークでは、「忍者」「魔法」「冒険」など子供達がわくわくするようなテーマを選び、しかも大人さえも引き込まれるような話しぶりに私たちは驚きました。続きが読みたいという子供たちの気持ちがその顔つきから手に取るようで、その後、あんなに貸し出しのなかった高学年がシリーズ本にどんどんはまり、貸出数は驚くほど増えました。低学年に対しては、仙台弁のエプロンシアターが好評でした。これらをきっかけにして、近くの太白区図書館に家族でよく本を借りに行くという子も増えたようです。
その他、調べ学習に利用する本や教師の総合学習教材研究用の本のリストアップや、学校図書館運営のアドバイスなども大変参考になりました。ですが何よりも、ネットワークを利用することで本の好きな子が増えたことが嬉しいことです。今後も学校側の働きかけに応じて、まだまだ活用できる可能性が広がるのではないかと思います。
