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せんだいメディアテーク
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仙台市青葉区春日町2-1
電話 022-713-3171
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講演写真

smtの内と外とを知る者からちょっと一言。

仙台市民にとっての居間のような、みんなが集うスペースとして気軽に利用してもらいたい、こんな思いで過した21ヶ月。smtのオープンにより県民会館側までだった人の流れは変化し、日々来館客数も増加、自由な雰囲気と利用しやすさで定着してきている。しかし建物7層の光と利便性で人を引付けるのは数年だ。その後はおもしろい企画の発信が今後の明暗を分ける。失敗を恐れず、新企画に挑戦し、良いものは残し、悪いものはやめる、こんな運営を常に望みたい。スタッフの皆さんは繁忙な毎日だが、よりいっそうの市民参画活動を展開してほしい。一方、いくらやっても利用者側からは当然の働きと見られる立場、まだまだやれていないとの批判など大変だ。半年で来館者100万人達成したら全員特別ボーナス、こんな評価ができれば益々発展するかもしれない。運営も斬新に民間的評価を加える、そんな姿が似合うと思うのだが。

施設の雰囲気面について言えば、市民の権利と自己主張で独善的利用を求める、まだ自立していない利用者が少なからずおり、残念なことだと思う。smtは利用者・運営者双方の思いやりや、自分達の共有財産への思いやりで、公共施設でのごった煮コミュニティー文化を作り出し、仙台の誇りとしたい。

最後に設備面では、ITシステム管理者が3人だけでは十分なシステムサポートを望むのは少々無理がある。しかし予算に制約がある状況である。だから公共施設に初のサポーター制度を導入し、システム管理者3人を先導とした市民参画型運営の実践を提案したい。利用者であり運営者である、このような当事者意識が一方的要求や独善をなくし、思いやりのあるsmt風土を作り上げるのではないか。