せんだいメディアテーク



2012/12/01
せんだいメディアテーク・メールニュース 162
2012.12.01

smt-mailnews
せんだいメディアテーク・メールニュース 162
2012.12.01
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このメールニュースはせんだいメディアテークからお送りしています。
内容のお問い合わせや配信の停止については、下記ページへどうぞ。
http://www.smt.jp/mailnews/
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■0・・・インデックス
■1・・・てつがくカフェ「展覧会『螺旋海岸』からもっと考える」
■2・・・中高生の考える場「U−18てつがくカフェ」
■3・・・映像、トーク、ライブで楽しむジャズフェス交流カフェ
■4・・・からだできく、からだではなす
■5・・・いま、貞山運河を考える 貞山運河の遊びと観光
■6・・・支援のかたち「被災地からの情報発信をデザインする」
■7・・・震災の記録を特別上映「サロン上映会」
■8・・・定点観測写真アーカイブ・プロジェクト 公開サロン
■9・・・こえシネマ「その日から当事者になった/感情は誘われる」
■10・・スクリーンから現実を見つめる『親密さ』
■11・・障がい者グラフィティ 視覚障がいのあるかたと震災
■12・・映像音響ライブラリー 12月の特集は「行く年・来る年」
■13・・<レポート>志賀理江子 螺旋海岸
■14・・メディアテークひと言メモ64「100万人の罠」
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■1・・・てつがくカフェ「展覧会『螺旋海岸』からもっと考える」
「志賀理江子 螺旋海岸」に関連して、「てつがくカフェ」を開催し
ます。展覧会を体感したあとは、他の参加者と対話をしてみませんか。
展覧会とあわせてぜひご来場ください。
◎開催概要 てつがくカフェ「展覧会『螺旋海岸』からもっと考える」
12月23日(日)15:00-17:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1292
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■2・・・中高生の考える場「U-18てつがくカフェ」
中高生のみなさんの震災後の小さな気づきや変化のなかに、これから
の自分や社会を考える大切な種があるはず。他の人たちと話し合うこ
とによって、その種を大きく育ててみませんか。
ファシリテーター 高橋綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・
センター招聘教員)
◎開催概要 考えるテーブル U-18てつがくカフェ「震災とわたし」
12月8日(土)14:00-16:00 無料・直接会場へ 対象 中学・高校生
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1356
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■3・・・映像、トーク、ライブで楽しむジャズフェス交流カフェ 
今年の定禅寺ストリートジャズフェスティバルの開催を映像やトーク
で振り返ります。1階会場は、カフェスタイルでゆったりとできる空
間。光のページェントとあわせて、夜はライブステージもお楽しみく
ださい。
◎開催概要 定禅寺ストリートジャズフェスティバル Heart Beat
Cafe〜感謝をこめて第22回JFS映像・写真とライブ&トークで集う交
流カフェ〜
12月14日(金)13:00- 映像上映、トーク 18:00-20:00 ライブ
12月15日(土)〜23日(日) 写真展
いずれも無料・直接会場へ
http://www.j-streetjazz.com/
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■4・・・からだできく、からだではなす
高齢者や障がいのあるかたと共にダンス作品を手がけてきた砂連尾理
さんと、職業、年齢、性別、障がいの有無、国籍、etc.をこえて、一
緒にからだを動かし会話します。また、その場に臨床哲学をしている
西川勝さんをお迎えし、ワークでからだを動かすだけでなく、そこで
発見した感覚を対話しながら一緒に考え、言葉にしてみます。
◎概要 考えるテーブル からだできく、からだではなす
12月15日(土)19:00-21:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1512
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■5・・・いま、貞山運河を考える 貞山運河の遊びと観光
これまで貞山運河に関わりのあった人、震災後、初めてこの場所が気
になりはじめた人、それぞれの立場から、いま、貞山運河に思うこと
を話しあってみませんか。
◎概要 考えるテーブル いま、貞山運河を考える「貞山運河の遊び
と観光」
12月19日(水)18:00-20:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1392
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■6・・・支援のかたち「被災地からの情報発信をデザインする」
被災地内での情報発信に携わる方々と、被災地外で震災の情報発信に
携わる方々が、これからの被災地の情報発信のあり方を考えます。
前半のお話はUSTREAMで配信します。後半の参加型意見交換の場であ
がった声は、サポセンブログ@仙台や市民活動サポートセンター通信
「ぱれっと」を通じて、全国へ発信します。
◎概要 考えるテーブル 支援のかたち「被災地からの情報発信をデ
ザインする」
12月21日(金)15:00-17:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1677
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■7・・・震災の記録を特別上映「サロン上映会」
震災から1年を期に、今年3月に開催した震災関連イベント「星空と路」
で上映された作品の一部が、わすれン!で視聴できるようになりまし
た。これを記念して、作品を特別上映します。
◎概要 サロン上映会「星空と路〜3がつ11にちをわすれないために〜」
12月22日(土)〜12月24日(月)13:30-20:00 出入り自由
無料・直接会場へ
http://recorder311.smt.jp/information/24031/
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■8・・・定点観測写真アーカイブ・プロジェクト 公開サロン
震災の記録写真を撮影した市民の方々をゲストに迎えます。震災後間
もなく撮影された写真と、その後、震災から日が経つ中で撮影された
写真を、撮影者ご本人に紹介していただききます。これらの写真をも
とに、震災体験や今後の記録方法などについてみなさんと一緒に考え
ます。震災記録写真を募集しています。当日、会場へお持ちください。
◎開催概要 考えるテーブル 3.11定点観測写真アーカイブ・プロジ
ェクト 公開サロン「みつづける、あの日からの風景」
12月22日(土)14:00-16:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1353
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■9・・・こえシネマ「その日から当事者になった/感情は誘われる」
テーマにそって震災の記録や映画を一部上映します。その後は、参加
者同士で自由に話しながら、被災地と呼ばれる場所で映像を見ること
・撮ることについて考えていきます。
◎概要 考えるテーブル こえシネマ 第3回「その日から当事者に
なった/感情は誘われる㈼」
12月22日(土)17:00-21:00
無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1438
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■10・・スクリーンから現実を見つめる『親密さ』
上映会「映画=ノイズに満ちた世界を注視するための補助線」第3回
は、東日本大震災で被害を受けた人々の語りをとらえた映画『なみの
おと』の共同監督でもある濱口竜介の作品『親密さ』です。
ひとつの演劇をつくる学生たちのドラマを、実際の練習過程から本番
までを追いながらつくられた本作は、文字通り芝居でもあると同時に、
青年たちの生々しい記録でもあります。若い世代だけでなく、かつて
青春を経験した方々にもご覧いただきたい一作です。
◎開催概要 上映会「映画=ノイズに満ちた世界を注視するための補
助線」 第3回 『親密さ』
12月23日(日)13:00−(途中休憩あり/監督トーク予定)
料金1,000円(豊齢手帳/障害者手帳等お持ちのかたは半額)
http://www.smt.jp/hojosen/
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■11・・障がい者グラフィティ 視覚障害のあるかたと震災
仙台市障害者更生相談所所長で自身も視覚障害のある金子光宏氏から
当事者として震災とどう向き合ってこられたのかお話を伺います。当
日の様子はわすれン!のHP(http://recorder311.smt.jp/) から動
画配信します。ぜひ、ご来場、ご視聴ください。
◎開催概要 考えるテーブル 障がい者グラフィティvol.15「視覚障
害のある当事者として 市職員として」(要約筆記・手話通訳つき)
12月25日(火)14:00-16:00 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable2012/?p=1595
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■12・・映像音響ライブラリー 12月の特集は「行く年・来る年」
今年も一年の最後、師走がやってきました。クリスマスから大晦日を
はさんで、新年を迎える月末の頃は特に慌ただしいもの。一年で一番
忙しい、行く年・来る年の境の時期に関する資料を集めました。
◎映像音響ライブラリー 11月23日(金)〜12月27日(木)
http://www.smt.jp/library/av/special/
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■13・・<レポート>「志賀理江子 螺旋海岸」がオープン!
写真家 志賀理江子による展覧会が始まりました。その様子をお伝え
します。
http://www.smt.jp/diary/
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■14・・メディアテークひと言メモ64「100万人の罠」
遠くからメディアテークを見学に来られた方々に「年間100万人のか
たが来館しています」と説明すると、多くのかたが感嘆の声をあげま
す。日本の博物館の一館あたり年間入館者の全国平均が4万人、図書
館の全国平均が6万人に達しないことを考えれば、施設規模の差はあ
るにせよ、一地方の文化施設として破格の利用者数といえます。これ
ほどの利用者数を数える要因として、定禅寺通という地の利や、施設
貸出による多様な利用があげられますが、なによりも伊東豊雄氏設計
による開放的で生き生きとした空間のもつずばぬけた吸引力を第一に
あげなければなりません。
しかしここには大きな落とし穴もあります。「入館者が多いから良い」
という考えは、そのまま「入館者が少ないから悪い」という考えかた
につながります。いま、多くの小さな文化施設が、利用者数が少ない
ことを理由に存亡の危機にさらされています。しかしその施設の本来
の価値が単に利用者数の多寡だけで判断されるべきものでないことは、
たとえば故郷の価値が、その土地の人口や里帰りする人数によって計
られるものではないということと同じだと思います。その一方で利用
者の多い施設は、その賑わいの中で施設課題が見えにくくなるという
問題もあります。「情報の受発信を支援する」とのメディアテークの
施設コンセプトのうち、とくに発信については、100万人のうちほん
の一握りの人々が参加しているのみで、その成果はまだまだ小さいど
ころか、メディアテークがそれをやろうとしていることすら知らない
人が多いという事実は深刻です。公共施設である以上、利用者数は大
切な指標ですが、しかしそのわかりやすさゆえに、本来の施設の存在
意義や目的を見えにくくする場合も少なくありません。数字は数字と
して謙虚に受け止めるにせよ、私たちとしてはあくまで、メディアテ
ークがどれだけ地域の文化の拠り所となり、支えとなりえているか、
その質の高さと深さに真剣に向き合い続けることを大切にしたいと思
います。
http://www.smt.jp/hitokoto/
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発信元 せんだいメディアテーク
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代表 tel 022-713-3171 fax 022-713-4482
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