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高嶺さんの仕事ぶり
2008 年 11 月 27 日 木曜日サポートスタッフの西野です。
高嶺さんのアシスタントとして来ているコタロウとかつて同じゼミの同級生だった縁で、今回ボランティアとしてサポートスタッフに参加させていただきました。
10月3日のキックオフミーティングから参加して、はや2か月。もう明後日には展覧会の初日です。
卸町の倉庫で制作していた作品等々を11月20日に、せんだいメディアテークへと搬入。
そこからは高嶺さんの本制作のラストスパートが続いています。
本当ならもっと丁寧に文章を書かなければならないのかも知れませんが、追い込み作業で時間もないので、このラストスパートの雰囲気にのって直感でどんどん書きたいと思います。
制作の具体的なことについてはネタばれすると面白くないので、ここでは、サポートスタッフとして接した現代美術家、高嶺格さんのお人柄や仕事ぶりなど、展覧会では見られない側面を少しご紹介します。
ブログを観る人もたぶんそんなことを期待しているはず。
サポートスタッフとして接する高嶺格さんは、とても誠実で丁寧。たいへんソフトな印象を与えてくれる人です。
スタッフのみんなに制作の説明をしてくださるときも、とても丁寧にゆっくりと話します。
これまで作品だけで高嶺さんを知っている人にとっては、もしかしたら少し意外かも知れません。そうでも無いかな?
制作中の高嶺さんはいつも冷静な表情です。静かに制作に集中しています。
作業をはやく終わらせて遊びに行きたいコタロウに「やる気あるんか!」と一喝するときも、高嶺さんの表情は至って冷静。
まるでコタロウのそんな行動も想定済みのようで、高嶺さんを動揺させることはできません。
まさしく「不惑」の高嶺さん。
高嶺さんの仕事ぶりはそんなお人柄を反映してか、いつも冷静かつ丁寧で、基本に忠実な感じがします。
ひとつの作業も疎かにせず、いつも作品の全体から細部まで気を使って、集中して作業しています。
作品からすこし離れて立ち、じっと眺め、しばし考え、ふと手を加える。そしてまた、すこし離れて、作品を眺める。
そんな姿は、もしかしたら、みんなが一般的に想像する「現代美術家」そのものかも知れないですね。
そんな作業を高嶺さんは毎日坦々と行っていました。
しかし、私が見てきたのは高嶺さんの制作現場での姿だけです。
作業時間外や、たまに制作現場にいないときなどにも、メディアテークのスタッフの方と作品についての検討を行ったり、他の協力してくれる方々と交渉を重ねたりと、現場に劣らず精力的に行動されているようでした。
もしかしたら、そこに私の知り得なかった高嶺さんの制作の「秘密」があるのかもしれません。
すっかり文章がまとまらなくなりましたが時間もないので、ブログの〆は、そんな高嶺さんの制作の「秘密」を知っているかもしれない、高嶺さんをがっちりサポートしてきたsmtのスタッフ、もしくはツキハシ研のみんなに期待しつつ、この辺で終わりにします。
もう後一時間で、展覧会前日です。開会後はぜひ皆さん会場へお越し下さい!!
卸町篇 最終章
2008 年 11 月 24 日 月曜日 初めまして。東北福祉大学からボランティアで参加させていただいてる木内です。ゼミの西野先生に高嶺展の紹介をしてもらって、ここにいます。
早いものでもう展覧会まであと4日となりました。現在、メディアテークでの作業も大詰めとなっています。いきなりメディアテークの話をするのも何なので、卸町倉庫での搬出あたりまでを書きたいと思います。
とりあえず自分には担当の作業があるわけでもなかったので、手が空いたら人手の足りないところを手伝ったりしてました。実際にいくつかのオブジェクトが完成したのを見てきましたが、そのたびに「さあこれはどこに使われるんだろう」なんて楽しみにしてました。一応自分はアニメーションを作ったりしているので、奇妙なオブジェクトはいい刺激になっています。廃屋も面白いアレンジがされています。ただ、高嶺さんは卸町倉庫だけでは判断し兼ねているところもあったようで、オブジェクトが完全に完成とまではいっていません。その辺も楽しみのひとつではあるのですが。
さて、それらの大小さまざまなオブジェクトは、20日にメディアテークに搬入され、形になってきました…というところで続きは次の人にバトンタッチします。見れば皆さん疲労の色も濃いですが、それだけ頑張ってます。楽しみにしていただいて損はないと思います。
解体完了
2008 年 10 月 21 日 火曜日廃屋の下見
2008 年 10 月 7 日 火曜日キックオフ!
2008 年 10 月 6 日 月曜日10月3日、18:00。
メディアテーク7階・スタジオaにて、高嶺格「大きな休息」展制作キックオフミーティングが開催されました。
集まったのは市内の大学関係者やボランティアなど、30名以上。これから始まる仙台での制作をサポートしていきます。
出展作家である高嶺さんのお話を聞きながら、これまでの作品や映像を鑑賞しました。
その世界にどんどん引き込まれていく参加者たち……。
「これはすごい作品が出来そうだ」という予感と期待が渦巻いていました。
「まだ展示内容を決めていない」と話す高嶺さん。
仙台の街や人に出会う中で、どんな展示になっていくのか。とても楽しみです。