せんだいメディアテーク



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2007.09.24
ショートピース!仙台短篇映画祭2007

2001年から続く「ショートピース!仙台短篇映画祭」。今年も日本初公開となる海外の作品から、滅多に見られない日本の短篇映画まで多数の作品を上映しました。遠方からのお客様もふくめ映画祭に参加した人々は1000人を越え、仙台の秋を代表するイベントのひとつになったといえるでしょう。

7年目を迎えた今年は、例年になく多彩なゲストが仙台を訪れました。先ごろ『殯(もがり)の森』がカンヌ国際映画祭でグランプリ(審査員特別賞)を受賞した河瀬直美監督がご家族で来場、「世界のクロサワ」こと黒沢清監督が25年前に監督した『逃走前夜』をふくめ丸一日の黒沢特集が組まれました。また、『アルゼンチンババア』の長尾直樹監督がこの映画祭のために新しい映画を作って来仙し、新しい才能を持った若い監督達とトークを繰り広げました。映画祭初日には、『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬監督が最新作をプレミア上映し、さらに映画祭常連で現在は東京藝術大学で黒沢監督の下で学ぶ真利子哲也監督が処女作から最新作までを持って訪れています。

これほどの映画作家たちが仙台に訪れるのも、普段は学生や社会人をしている実行委員会のメンバーと、さまざまな形で協力いただいた地元の人々の情熱のたまものです。今年はじめて実行委員会に参加したメンバーがゲストトークで堂々とした司会ぶりをみせたり、河瀬監督がカンヌ国際映画祭で受賞する以前から交渉を続けてきた学生スタッフがいたりと、これまた多彩な人たちが映画祭を支えてきました。

仙台短篇映画祭はやくも来年にむけて動きだそうとしています。
運営に興味のある方はこちらをご覧ください。
http://www.shortpiece.com/

(N.O.)

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  • 1階オープンスクエアに現れた巨大ポスター
    2007/09/22

  • 1階での交流会。ゲストの挨拶に聞き入る
    2007/09/22

  • 入場前の行列
    2007/09/23

  • スタジオシアターでのトーク。黒沢清監督
    2007/09/23

  • 映写機の解剖ワークショップ。16ミリ映写機の仕組みを体験
    2007/09/23

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