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建築をめぐる映画特集
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趣旨
20世紀を通じて建築と都市は数々の映画の舞台となった。 今回は2人の監督による建築をめぐる映画を紹介する。
内容
- ■「ル・コルビュジェ」(3部構成)
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1987年/フランス/57、53、66分
監督/ジャック・バルサック
20世紀最大の建築家、ル・コルビュジェ自身が振りかえる戦いに満ちた生涯。 未編集で残されていたインタビューや映像を縦糸に、画家、彫刻家、著作家、建築家、都市計画家として遺した膨大な作品を紹介する。 建築伝記映画の原点。
- ■「シャルロット・ペリアン―20世紀住宅の創造―」
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1986年/フランス/60分
監督/ジャック・バルサック
昨年亡くなったインテリアデザイナーであり建築家のシャルロット・ペリアンの作品と思想。 デザイン学校を出たばかりの彼女はル・コルビュジェに出会い、インテリアと家具を手がけるパートナーになった。 彼女は問いつづる。モダンインテリアとは? 家具デザインとは?
- ■「ミース・ファン・デル・ローエ」(英語版)
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1986年/アメリカ/58分
監督/マイケル・ブラックウッド
ル・コルビュジェとともに20世紀建築家の3巨匠の一人にあげられるミース。 ベルリンでペーター・ベーレンスの下、近代建築に目覚めたミースは、ガラスのスカイスクレーパーを構想し、一躍近代主義建築のリーダーになった。
- ■「ラルフ・アースキン」(英語版)
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1988年/アメリカ/58分
監督/マイケル・ブラックウッド
スウェーデンの建築家、ラルフ・アースキンは雪の雑木林の中、夫婦でクロスカントリーに興じ、夏はヨットを仕事場とする。 建築と風土が共存し、地に足がついた住宅から都市まで連続したデザインが、今でも可能なことを証明した。
- ■「ロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウン」(英語版)
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1988年/アメリカ/58分
監督/マイケル・ブラックウッド
ヴェンチューリとスコット・ブラウン夫妻の著書「建築の複合と対立」(1966年)は近代建築が拠って立つ機能主義や合理主義の欺瞞を暴きだした。 モダン建築のシンプルさや一貫性に替わって、複合性や混沌性、曖昧性こそが、現代建築に必須であると考えたのである。
- ■「ビヨンド・ユートピア 変貌するアメリカ建築」(英語版)
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1984年/アメリカ/58分
監督/マイケル・ブラックウッド
アメリカ建築界のドン、フィリップ・ジョンソンは、建築家からポストモダニズムの可能性を聞きだす。 バブル経済絶頂期に世界の都市を席巻した建築思想を今、見なおしてみる。
※上映後、レクチャー。
「建築と映画」鈴木明氏(建築都市ワークショップ代表)