メディアテーク・ダイアリー

メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2008/08/10
写真でつなぐ、仙台のいま・むかし

8月7日から10日まで、smtオープンカフェ「せんだい街のアルバム製作委員会」が1階オープンスクエアにて開催されました。これは戦災やその後の急速な発展で昔の面影があまり残っていない仙台の街並みを、その当時に撮影された写真や地図で再構成し、「仙台」という街の歩みを再認識しようと企画された写真展です。
大内四郎×仙台コレクションによる展示「昭和の断片」では昔と現在の同じ場所の風景を比較し、仙台七夕をテーマにした展示では仙台商工会議所所蔵の仙台七夕の昭和29年からの歴代ポスターを紹介しました。昔を懐かしむ方々から大変ご好評いただき、さらには若い方々も興味を持ってご覧いただきました。また「お尋ね写真コーナー」では、撮影時代・場所が不明な写真については来場の方より多数の情報を頂きました。最終日の10日には情報交換会を開催し、仙台の街の歴史を後世に残そうと活動されている方々と意見を交わし、アーカイブについて果たすメディアテークの役割の重要性を改めて確認しました。
その役割を果たす試みも進めつつあります。会期中にメディアテークの街並み写真アーカイブサイト「せんだい時遊マップ」のサブプロジェクト「まちなかタイムトラベル（仮）」を紹介しました。これはQRコードを用いて携帯電話で時遊マップ内の写真を閲覧できるようにする試みです。将来的にはQRコードを実際の街なかに設置することで、仙台の歴史的な映像資料を手軽に共有できるようなサービスに育てていきたいと考えています。
会期中会場に何度もお越しいただいた方もおり、最終的には4日間で約5000人の来場となりました。

（Y. S.）

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