せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2008/09/21
珈琲を片手に、映画をめぐる贅沢なひととき

日仏交流150周年を記念した上映企画「フランス映画の秘宝」(9月20日、21日開催)に時期をあわせて、スタジオ・レクチャーの3回目が開催されました。今回のゲストは、東京国立近代美術館フィルムセンター学芸員の岡田秀則氏。「シネマテークの“昨日・今日・明日”」と題し、シネマテーク/フィルム・アーカイブという考え方がどのように生まれ、また継承・展開されてきたのかという歴史的背景について、また現在の各国の状況とフィルムセンターでのご自身の取り組みについて、誠実に、時には熱く語られる岡田さんの姿勢に参加者からは深い共感が寄せられました。
このレクチャーには、上映会観賞後に参加なさるかたをはじめ、地域での映画上映に携わるかた、郷土研究に携わるかた、文化政策が専門の大学関係者、図書館司書など幅広い方面からの参加があり、講演中には熱心にメモをとる姿が多く見受けられました。欧米と比較しても、日本ではフィルム・アーカイブ専門の施設は数が少なく、そのスタッフ体制もまだまだ十全とは言えない状況ですが、その必要性が改めて確認された一日となりました。
また、このスタジオ・レクチャーは、「smt情報発信プロジェクト」の一環として実施されています。このsmt情報発信プロジェクトとは、メディアテーク7階にあるスタジオの環境を最大限に生かして、メディアテーク自身が積極的に情報発信を行っていこうという取り組みを指しています。その一例として、スタジオ・レクチャーは、当日会場にお越しいただけない方のために、ウェブサイト上でストリーミングを行うほか、ウェブサイトの制作ミーティングや記録映像の編集作業なども、全てスタジオで行われています。作業は全て公開されていますので、作業中のスタッフをみかけた際には、どうぞ気軽に見学してみてください。
(T. H.)

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  • 2008/09/21
    スタジオ・レクチャーの受付の様子

  • 2008/09/21
    受付の済んだかたは、コーヒーをどうぞ

  • 2008/09/21
    参加者の顔ぶれは実にさまざまです

  • 2008/09/21
    ゲストの岡田秀則氏

  • 2008/09/21
    ビデオカメラは3台使用(画面中央の1台はストリーミング用)

  • 2008/08/29
    スタジオc3ではレクチャーの映像を編集しています

  • 2008/09/18
    スタジオdではウェブを制作中

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