メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2008/12/26
仙台・宮城デスティネーションキャンペーン版 smtオープンカフェ 「光のひろば」
今年のsmtオープンカフェ「光のひろば」は、仙台の魅力を観光客はじめ地元のみなさんにも知ってもらうことを目的に、オール仙台人による作りこみで開催されました。
「文化人 仙台・宮城セレクト」と題した展示では、仙台・宮城にゆかりある文化人20名に仙台のお気に入りの<もの・場所・本・コト>を選んでいただき、そのインタビュー映像を放映するほか、選ばれたものを風船と仕掛けのある棚で紹介しました。またステージイベントでは、毎晩定禅寺ストリートジャズフェスティバルアンコールライブを行うほか、ジャグリングパフォーマンスも開催しました。
そして、これら複数のイベントが行われる会場の空間デザインを、仙台在住のインテリア・空間デザイナー尾形欣一氏に手掛けていただきました。尾形氏は「光のページェントと連続する空間」をテーマに、欅を模したオブジェを天井に吊るし、300個の風船をそのオブジェの内側にいれて、ページェントの光や木漏れ日を表現しました。風船は非常に高い位置にあって、ほとんどは紐に触ることもできませんが、20個だけは下まで紐が伸びており、紐を手繰り寄せてみると、風船の中には文化人がセレクトした仙台のお気に入りの写真が入っていてみられるというものです。
風船の隣にある文化人セレクト棚も尾形氏の制作です。人の手の痕跡が残る棚には、様々な人が気軽に触れて楽しめる温かさがあり、からくり箱のような仕掛けがついています。引っ張ると写真の出てくる取っ手がついていたり、回転させる車輪のようなものがついていたり、しゃがまないと見られないような位置にのぞき穴があったり…。来場者自身が積極的に関わらなくては見ることができないもので、かつ見方に工夫を凝らす必要もあります。風船も棚も、人が関わってはじめて意味をもつ展示物となっていましたが、子どもから大人まで始終多くの人に触れられて、楽しまれていました。
(M.U.)
2008/12/20
風船は大きなシャンデリアのよう
2008/12/19
横からみても木漏れ日
2008/12/23
おとなもこどもも風船で遊ぶ
2008/12/23
ジャズフェスアンコールライブ
2008/12/23
お笑い芸人サンドウィッチマンのお気に入り「三角あぶらあげ」
2008/12/23
写真家の平間至さんのお勧めは東鳴子の「大沼旅館」
2008/12/23
さまざまな工夫が凝らされた尾形欣一さんの展示
2008/12/23
右側の取っ手をまわすと岩井俊二監督のお気に入りがわかる