架空の郷土芸能つくりますワークショップ


お話し投稿例

投稿例@
キーワード3を受けた伝承作品例です)

2003/07/28 02:41:56
案というかヨタというかホラ
(送信者:匿名希望)
「お打豆もっこ(オダズモッコ)」

「お打豆もっこ」とは、平成14年に白石市の旧家が老朽化で取り壊された際、発見された古文書に記されていた地鎮の祭事である。
この家は代々伊達家の家臣の血筋であり、研究者が古文書を調べたところ、この古文書は江戸時代初期まで遡る伊達家の公文書であることが確認された。
伊達政宗が仙台の都市計画や築城において呪術的な吉凶を重んじたことは、城下における寺社の配置や仙台城(青葉城)築城時に埋められた地鎮具の数々によく現れているが、定期的に大地震に見舞われる宮城の地において地鎮祭の類が重視されたのは当然の理といえる。

盆に行なわれるこの行事は、大豆の若さや(いわゆる枝豆)を豊富に使用するのが特色である。
夏一番に収穫された恵みを神仏に捧げ感謝の意を示すとともに、稲刈りまでの大事な時期、地震や「やませ(冷害をもたらす偏東風)」が起こらぬようにとの願いが込められている。
もとは農民発祥の祭であったと思われるが、政宗は献上品の枝豆を用いて城内で度々これを行なったようである。
(中略)

この祭がいつ頃まで行なわれていたかは定かでないが、正保3年(1647)・寛文8年(1668)の地震以後、数度行なわれたと記録は伝えている。
なお、現在では失われた行事であるが、仙台地方の特産品である「ずんだ餅」にその名残をみることができる。
また宮城県内で使用される方言「おだづ(ふざける)」「おだづもっこ(ふざけた人)」は、祭儀の一見ユーモラスでトリッキーな動きに由来するものであろう。




嘘つけ。(セルフつっこみ)

すいませんちと悪ノリしました。>皆様
いっぺんやってみたかったんです「大真面目に全力でバカ話を作る」っての。
ちなみに98%はウソですがちょっとだけ事実をまぶしてあります。
これまで出た要素をいくつかムリヤリ繋げてみましたがどうでしょうか。やはりアホすぎですか。

余談ですが、私は宮城県沖地震のとき爆睡してました。(←お昼寝タイムだった)
寝てる上に毛糸の玉がゴロンゴロン落ちてきたらしいです。固いものでなくてよかった。
夜になって起きてみたら、なぜか食器棚のガラス戸が割れてたのを覚えてます。
今回うちはなんともなかったですが、県北の方々は本当に大変ですね…。
来たるべき宮城県沖地震に備えてうちも色々と対策をしておかなきゃなー。
投稿例A
(伝承作品例です)

2003/08/03 11:22:05
投稿: (送信者:高橋哲男)
今回の北部での地震は「旭山撓曲」(とうきょくと読むそうですムズカシ) と呼ばれる活断層が原因とされています。

http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/miyagi030726/
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAGI030726/index-j.html

ところで、土曜日の夕方のニュースで、この活断層について実に興味深い 情報を得ました。以下はほぼその引用の要約です。

「この断層のはじまりにあたるところにある神社がまつられている。
 その神社は龍ノ口神社といい、河南町のその周辺では古くから 土地の守り神として崇め祀られてきました。
 龍ノ口神社には岩から湧き出る泉があり、その涌き口が冬期には凍り、龍の牙のようになるといわれているそうです。
 そしてこの断層は丘陵地となり、南北に長い森を形成しているそうで、その森の中には龍の腹といわれてきた岩などもあり、 細長い丘陵自体を龍にみたててきた。」

だいたいこんな感じなので、ネットにはきっと、龍伝説の一つでも載っていると思い、「宮城」や「河南」とともに「龍ノ口」「龍口」、「龍伝説」等で検索しました。すると、龍伝説に関しての情報が全国各地からでるはでるは。もう、そこらじゅう龍だらけ。(ー:)
いろいろ調べてみたのですが、ちょいと、興奮。

調べてみると、龍というのは大蛇をも含めていわれることが多いようです。
そして大概の場合は水に関連した神であり、悪いこともするようですが、 概して、守り神的性格が強いようです。

さて、この龍ノ口神社のある龍口山においてですが、有名な神奈川県江ノ島の弁財天と五頭龍とのくだりにとても似ていると思いました。

江ノ島の五頭龍伝説
http://www.cityfujisawa.ne.jp/〜yu-walk/kotoba-gozuryu.htm
http://www.cityfujisawa.ne.jp/〜yu-walk/densetu-01.htm
http://mirabeau.cool.ne.jp/enoshima/maniac/ryu.html

話はこうです。

昔、龍ノ口神社の森には一匹の龍が住んでおり、毎年娘を一人ずつ人身御供としていました。
これをしないと村に五穀実らず、田野山林が荒れ損じるなど不時災難が起こるとされていました。あるとき、龍は、長者の娘を嫁にしたいと申し出てくるのです。それがかなえられるなら、もう、娘の人身御供はいらないというのです。そして長者は龍に約束された通り、娘の一人を川の側に建てられた小屋で龍がやってくるのを待たせました。震えているところに、龍がやってきて、「怖がらなくていいから、私の頭を切りなさい」と言い、娘が言われた通りにすると、龍は美しい美青年の姿になったのでした。そして2人は結婚し、村をおさめたということです。

だいたいこういったところです。切り取られた頭は、前出の龍ノ口神社の泉の湧き出る岩であるとの言い伝えも残っているのだそうです。
また、いつの頃からか、この神社では毎年、夏祭りでは太神楽を舞い、神輿を担ぎ、五穀豊穣を祝うようになったということです。
夏祭り当日は古来、大豆を酢で練って塩につけたものを御膳に供する習慣もありましたが、 神仏キシャクの際にそれらの伝統は失われてしまいました。
現在はまちおこしの一環で、「龍おどり」という創作はやしが、祭りの際に行われるだけになっているそうです。
http://www.kanan.miyagi-fsci.or.jp/ibento/sousaku.htm

民俗学者 折口信夫の説によると 毎年7月(今は七月は中夏ですが、ちょいと昔は、七月といえば、もう初秋)に、豊作をもたらす神を迎えるべく、水辺に機屋を作り、乙女が、機を織って神を待ったとのこと。
日本ではその乙女を「「棚機女(たなばたつめ」棚機女」と呼ぶ。
現在の七夕祭りは、この「棚機女」風習と、中国からやってきた、牽牛と織姫の星祭が、混じったものなのだそうだ。
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/s_orikut.html
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/list_inp933_1.html

この七夕の話って、少し龍ノ口神社の龍の話と似ていると思いませんか?
川辺で待つ当たりとか。豊作を迎える神である点とか。
七夕と、地震に関連する龍神。

私は幻視します....って、やりたいところなのですが、 もっと、七夕のこと知らなくては。
(わたしはETVファンなので...わかります?)

さて気を取り直して、古来から伝えられていることとして、もう一つ。
祭祀を司る守(もり)家の者によって、大祝(おおほうり)と呼ばれる幼童に対して行なわれた「御社口魂」(みさくじ)という儀式。
簡単いえば、龍神を子供に憑依させる儀式なのだそうだ。 (ここまでくると、オカルト?だね、ホント)

言い伝えによると、龍ノ口神社にはその昔、イチョウの巨木の神木があり、龍神は天からその樹をめがけて、まず降りてくる。そして樹を伝い、石に籠る。そうして石に籠った神が、最後に子供に憑依するという。こうして大祝といわれる子供をもてなし、子供に憑依した龍神に、その年の豊作を祈願するのだという。

さらにネットで検索を続けるうちに、大量の神社や日本の神についてのサイトを見つけました。それによりますと、龍ノ口神社は石神社を合祀しており、建御名方之神(たてみなかたのかみ)が祀られているそうです。

ここで、建御名方之神(たてみなかたのかみ)についてですが、建御名方之神は日本書紀にも登場する大国主神と越国の沼河姫の間の子供です。日本書紀によると、国譲りの際、建御雷之男神(たていかずちのおのかみ)に追われ、悪霊の住み着くとされる諏訪に逃れてきた。
そして建御名方はこの忌々しい土地から二度と出ないことを約束し、なんとか建御雷之男から許しを受ける。

この建御名方之神ですが、諏訪にはいってからは国津神ミシャグジを追いやったとも、サイトによっては書かれているのですが、おおむね、ミシャグジと同一視されているようで・・・。
(なにせ、私の日本書紀の知識はアルジャーノンにも劣りますから、はいっ。)

大切なのはミシャグジというところで、実はこのミシャグジは龍神でして、すごい調べていて、興奮しました。なにしろ、ここでまた龍に出会ってしまうわけですから。
http://www.kamnavi.net/en/mutu.htm#momo
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/Mijakuji.html
<ここあたりから検索 (どうもこのミシャグジ、ゲームソフトのキャラクターになって出ているようで、 えらくその辺が熱く記載していたのが印象的だったなー。)

...さらにミシャクジについて検索。

まず、ミシャグジという名前ですが、先ほど龍神だといいましたが、どういった経緯かは分かりませんが、その後、石の神ともいわれています。いしがみ、しゃくじ、いその(漢字では石神、石上など)というのが石の神だそうなので、何となく発音が似ているなと思いました。
(私の実家の近くに石神井公園という公園がありますが、これもしゃくじいと読むので納得です。)石の信仰って結構あるようで、宮城でも石巻の名の由来になった石 (石の周りの海の水が渦巻いているらしい)など有名ですよね。
http://f1.aaacafe.ne.jp/〜megalith/minzokukei.html


さらに別のサイトによると、
縄文時代、石は刃物や、食料を加工するための道具などとして加工され、利用され、一方で男性器をかたどった石棒など、信仰やマツリに関する「道具」も作られた。石棒は、縄文時代中期から後期にかけて多く作られ、住居の中の炉の縁や壁際などに立てられたほか、ムラの中の特定の場所に置かれて、豊かな恵みを得るための祭祀や儀礼が行われたと考えられているとか。そういえば、河南町も縄文時代の遺跡の多いところのようです。
サイトの記載によれば、神社では縄文時代の石棒を御神体とするものがかなりあるといわれているとあるので、もしかしたら、龍ノ口神社のご神体もこのような石棒なのかもしれません。
いまのところ、それに関する情報は得ることはできず、やはり現地へ行かなくてはいけないところなのでしょうが。
http://www.city.suwa.nagano.jp/scm/kikaku/isi/

ミシャグジですが、
後に芸能者の神、蹴鞠の神・宿神(童子、猿の姿)、能の翁(老人=祖先)になったともされています。歴史民俗学12号「しゃぐじ神信仰覚え書き」吉村睦志氏の中には サルタヒコ・ミシャグジ・天白神・道祖神は、大和大王とその神以前にさかえたきた先住氏族とその神を象徴したもので、シンボル世界では同一であるとする記述が見付かったとの記述も。
また諏訪の国津神でミジャクジの古態である洩矢神(もれや)が、代々北斗星を祀っていたとの説もあるとのことでした。
「七夕」の七は北斗七星、夕はカシオペアをさすともいわれていますので、前出の「棚機女」の話もかすっているような、そうじゃないような。

サルタヒコとは猿田彦と、日本書紀では記され、天の岩戸伝説で有名なアメノウズメの夫。
つまり、能や神楽の原点たるアメノウズメに関係深いということです。
http://village.infoweb.ne.jp/〜yatu/4okame2.htm


このように龍伝説は原始的崇拝や大和朝廷が成立してからの政治的目的による婉曲によって さまざまなリンクが生じている。前述のように国内には各地に多くの龍伝説が存在し、岩石信仰など一種のアニマズム的崇拝も含め、言えることは自然への感謝の念であり、畏れである。またその自然は身近なものであり、すぐ裏山のことであるということ。
そんなごった煮文化のなかで、限られた時間、ネットだけの検索では限界があるんだろーな。

しかし、現在の宮城、仙台のイメージである地震と関連した龍伝説と、七夕が辛うじて 接点があったというこは発見かな??とりあえす。

龍神伝説リンク集
http://www.city.yokohama.jp/yhspot/ysc/izumo/ryujin.html

長文すみませぬ、って、もっとすまないことが....。
実は今までの話、まーーーーーーーっかな嘘っぱちでした。

おこらないでください、頼みます、このがんばりに免じて...。
(じ、じかんかかっちゃったし)