架空の郷土芸能つくりますワークショップ


曲の規則についての提案 −参加者投稿例より−

「逆シミュレーション音楽の定義」に基づいて制作される、曲の規則に関する投稿紹介ページです

2003/10/02 20:43:42
投稿:26日規則のプレゼン レジュメ(高橋さん作)
(送信者:薄井)
高橋さんがご自身でつくられた規則について補足的に解説したレジュメ
「俺」規則 解体新書??
と、様々な規則の発想法についてまとめたレジュメ
「規則」のヒントに関する覚書
をご紹介します。
2003/10/01 16:04:47
投稿:ちょっと間があいたけど・・
(送信者:三輪眞弘)
高橋さんのプレゼンテーション&翌日の遠足、楽しかった!
そしてかなりの収穫でした。以下思いつくままに書いてみると・・

まず、高橋さんの規則、やっと全員納得できました。わかってしまえば 小学生でもすぐにわかることでした。どのような形態でこの規則を実現 するかは後で考える(まだ決まっていない)ことにして、ここでもう一度 確認すると、(あくまでもとりあえずの三輪バージョンです)

・「またりさま」のように輪になった電車ごっこ状態に並ぶ(人数自由)
・「またりさま」と逆で、前の人が動いたら次に自分が動く。
・それが連鎖して顔を向けている方向と逆方向に動きが連鎖していく。
その際、
・それぞれのプレーヤーはそれぞれ左、中央、右の立ち位置どこかに立っている。
・前の人がそのどこかに移動するとその位置と今自分が立っている位置の
 どちらでもない位置に移動する。
(もし前の人が左に移動し、今自分が右にいたら、自分は中央に移動する。
それを見て次の人は同様に立ち位置を変える)
・ただし前の人が移動した位置が今自分がいる位置と同じだった場合は移動しない。
以上です。
で、みんなで中華食べながら酒飲んでいるときに高橋さんが座敷でプログラミング して検証したように、全体的にかなり複雑なふるまいをする規則で、ことによると 「またりさま」を凌ぐ、強力でワタシ好みの規則になるかもしれません!

言うまでもなく、左、中央、右の立ち位置とか、輪になった電車ごっこ状態で 並ぶ、とかは説明のための例でこのような形態でやると決めたわけではまったく ありません。手を右、上、左に挙げてもいいし、とにかく各プレーヤーが3つの 状態を持ちその組み合わせにによって新しい状態を生み出すという原理だけが この規則の核心です。

このプロジェクトで始めて出された規則についての提案というだけではなく かなりいろいろな可能性を秘めたものだと思うので、とにかく規則はまず これで考えて行こうと集まったみんなとは話しました。
2003/09/23 00:27:26
投稿:はじめまして
(送信者:naotoogawa)
これまでの掲示板でのやりとりを拝見させていただくと、
「郷土芸能」というものが、ごく一般的に想像しがちな民俗学的なイメージで あるべきなのかなと思ったのですが、もし、そうではなくともよい、つまり、 「信じるに足る(架空の)郷土性」
≒「リアルっぽさ。物語として信じられる、いかにもありそうな過去の伝承」が なくてもよいなら、きわめて現代的な事象から未来の人に向けての郷土性を 検討してもよいのではないかと思います。
都市伝説ではありませんが、都市的・現代的な郷土性とでもいいましょうか。

たとえば、メディアテーク正面にある二つの自動ドアの開閉のリズムと 館内の人々のドーパミンニューロンの活性化状況を規則に盛り込んでみるとか (自動ドアの動きがメディアテークという空間の人口動態_ひいては、 館内のポテンシャルを少なからず表象している可能性はある)、 エレベータの上下運動は現代人にとっての昇天志向の表象であるとか(こじつけ)、 都市的な現象と人間の精神的営みを関係づけた規則を考えても良いのでしょうか。
2003/09/20 20:56:52
投稿:エアコン(日常の中の法則性)
(送信者:匿命希望)

(これは投稿例の要約です)
「エアコン」を例にとった規則の案。
エアコンの温度設定が一定であり、部屋の室温が変った際に 調節することを利用して、同様に、参加者の一定の振る舞いを ランダムに乱す逸脱者をつくるという内容。

逸脱者は、音階であれば、基準より低い音を鳴らすというようなことをし、 他の参加者は、自分のところで彼に低い音を出されたらそれを中和する 高さの音を出す(基準より2度低い音を出されたら、 基準より2度高い音をもって迎える)というものです。