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2003/09/07 23:15:48
投稿:サンカ文字と帰郷の儀
(送信者:高橋哲男)
>薄井さん

サンカ文字・・・微妙な話ですよね。
つくり話のようでもあり、本当のようであり、 ともかく、サンカ文字の発見のいきさつがとても信じがたいのですが、 真実は小説よりも奇なりということで。
(ちなみに柳田邦男もサンカについては触れていましたので、作り話ではなさそうかな?)
こちらに日本語の五十音対応表が載っておりました。
でも、サンカ文字が表音文字であったかどうかは不明ですが。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame/history/honbun/sanka.html

さらにホームレスの支援サイトと思われるこちらのサイト。
http://members.at.infoseek.co.jp/nagai_nojuku/
表紙の画像がサンカ文字になっており、
このページのソースをみると、このimgのalt文には
サンカ文字で長居公園・仲間の会と表記。 非定住を排する日本国家は支配のご都合と管理しやすい環境づくりを飽くことなく続け、一つの固有の文 化・生活形態を古来続けてきた漂泊の民「サンカ」を包囲し、追い詰め、「帰化」・「融和」させていった。 戸籍支配は定住のみをよしとする、生活形態の画 一化を今もって支えており、この国家のあり方、そしてそれを支える個々人が「産業廃棄物」として吐き出した「取り換えられた部品」としての個々人が路上 に、公園に、河原に放り出されれば、「身元を明かさない限り」何一つ「住所不定者」には最低限の生きる条件の無い状態を強いる構図となっている。 かって サンカの民は戸籍支配の前に定住と「融和」を強いられた。 当然それは、支配のご都合以上でも以下でもない。 管理されなければ、生きる条件すら奪われる 状況はまさに異常である。 …そう、ここは「刑務所列島」。 なんてことでしょう。(サザエさん声で)
もしかしたら、街のホームレスにサンカの人々が???

戸籍を持たない漂泊の民サンカはとても排他的で、 サンカのもの同士以外ではサンカ文字も、使わず、 そして、サンカであることもいっさい語らない。
それが、サンカの存在が確認しづらい一因になっているとか。

また、現代ではサンカは山でセブリをすることをやめ、 街の中にどうかしたようにも見えるが、密かにその結束は続いているとか。
ある説によると相互扶助組織「シノガラ」トイウ組織があたかも秘密結社のように 資金を集め、その資金によって社会に影響力を行使しているトイウ。

またその「シノガラ」の構成員同士が確認するために何らかの合い言葉があるらしいのだが、 その現場に居合わせたとされる人は「その光景はまるで、帰郷した子供を受け入れる家族のよう」
「最初はその人を追い返すように家から遠のけていたが、ふとみると、 皆がそのものの帰還を喜ぶように歓声を上げていた。」
などと、合い言葉を間違えたりするような場面もあるようなのだが、 これらが、確認する鍵になる儀式的なものだと言う説もある。

ともかく、
サンカは現代においても、かつてと変わらず姿を見せないながら、存在し続けているようだ。
(戸籍〜の話はつくり話ですので、あしからず。)
_____________
ということで、富沢さんの「帰郷の儀式」。
何かしっくりきますね。
隠なるもの、密なるものにするともっと「ありそう」ですう。
いっそ人知れずロマのように漂泊する民が かつて、祖先が定住していたと信じられている土地に 帰郷の証に行う祭りとか、?とか。
人知れず、実在するのに確認できない祭りとか。??とか。

そろそろ
ではでは