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報告 2015年10月26日更新
「第2回参加者発表会」レポート
こんにちは。みやぎシネマクラドル代表の我妻です。報告が遅くなってすみませんが、9月9日(水)に行われた第2回参加者発表会では、「"日常"にドキュメンタリーはどう挑むか?」という題目で宍戸大裕さんが新作『風は生きよという』(81分)を発表してくださいました。
▲発表会の様子
▲司会を務めた砂子啓子さん
▲発表者の宍戸大裕さん
宍戸さん曰く『地味な作品です』とのことでしたが、地味というよりもむしろ宍戸さんのお人柄が滲み出た優しい作品で、人工呼吸器を使いながら生活している3人の主人公と、その主人公を取り巻く人びとの日常が丁寧かつリアルに描かれており、その完成度の高さと対象への寄り添い方の深さに参加者からも多くの賞賛の声が寄せられました。
▲上映後の意見交換の様子
▲感想を述べる参加者
▲熱のある意見に耳を傾ける宍戸さん
すでに自主上映会なども受け付けているとのことですので、興味がある方は是非作品の公式サイトやフェイスブックをご覧頂ければと思います。宮城県出身若手映画監督の今後の活躍にどうぞご期待ください。
■『風は生きよという』公式サイト
■『風は生きよという』フェイスブック
https://www.facebook.com/kazewaikiyotoiu
そして参加者みんなでお昼を食べた後には東京からわざわざ参加してくださった山田徹監督の『新地町の漁師たち』(2時間強)を鑑賞させていただきました。 山田さんは震災後3年半かけて福島県の新地町に通い、漁師さんたちの撮影を続け、最近映画の編集を終えたところですが、さらに改良すべく、今回意見交換の場として映画を上映していただきました。
▲山田徹さんは東京から参加!
▲発表者の山田徹さん
宮城の映像作家と一般市民のみなさんから本音の意見・感想がたくさん出ましたが、作品はとても力のある良作ですので、改良版を拝見するのが楽しみです。みやぎシネマクラドルでは引き続き応援しますので、山田さんの活動にも是非ご注目いただけるとありがたいです。
そんな感じで第2回参加者発表会も無事終了しました。今回は平日日中の開催でしたが、前回よりさらに多くの方にご参加いただき、少しずつ活動が定着しそうな感触を得ることができました。多くの方に「参加して良かった」との声をいただくことができて嬉しかったです。
みやぎシネマクラドルは映像を志す人、映像に関わる人、映像に興味がある人が気軽に交流し、楽しく飲み会(←これ大事)をするための集まりです。せっかく宮城周辺にいろいろな人がいるのですから、是非活発に交流しましょう!みなさまの参加をお待ちしております!
■みやぎシネマクラドルフェイスブック