報告 2019年10月25日更新

活版印刷研究会の活動記録(10月20日)


●活版の歴史を知る
この日は、私達もびっくり!40名を超えるご来場者数。
沢山の方々に工房をご見学いただきました。
昔活版印刷の社長をされていた方もお越しになり
当時の作業の様子などを沢山お聞きできました。
そして、研究会メンバーには、近代日本語活字の歴史研究者がおり
築地体の成り立ちを教えてもらいました。
こういったお話は、大変貴重で、興味深いです!!
また、この活版工房を盛り上げるべく尽力いただいた恩師も
サプライズ訪問!
皆、当時を思い出し盛り上がりました。
研究会の参考資料にと、韓国活字をまとめた本を頂戴しました。
高さが統一ではない活字は、下に置き、上からプレスする方法で
印刷されていたようです。ハングルの活字をはじめて見ました!

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●製本の道具
現在、技術継承の課題として取り組んでいる一筆箋。
今回は、上部をはがせるようにまとめて糊付け。
それを部数ごとに分ける作業では、専用の道具を使用するのですが
工房にはない...。
...とその時、職人さんが、罫線で作れるんだよ!!と
罫線をカット・研ぎ、改版糸とインテルでパパっと道具を作ってしまいました。
なんだか昔からある道具のよう...
とても使いやすくて、手に馴染みます。
さすがですね。

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●多くの方々にご見学いただきました
20日は、46名の方にお越しいただき、工房を見学いただきました。
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工房見学は、月1回開場しております。ぜひ見学にお越しください。
次回は、11月17日(日)10:30〜16:00です。
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(M.M)


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