報告 2025年02月21日更新

まち・ひとスケープ#22 「みやにん人形劇団」


 まち・ひとスケープでは仙台で活動しているみやにん人形劇団を取材しました。

 劇団のメンバーはかずぴよさんと桐島レンジさんです。

 

 この劇団の代表作は「みやにんのさんぽ」。猫のみやにんといもむしの2匹が登場する物語です。

 

 宮城の人形劇人、故・遠藤実さんが制作した猫と、みやぎ人形劇の会の横田敬子さん(てしさん)が作られたいもむしが主役です。

 みやにん人形劇団のお二人は2024年春、この2匹を託されて作品を作り始めました。

 

 最初は2人とも人形遣いに挑戦し、台詞つきのみやにん(猫)といもむしくんの舞台でしたが、試行錯誤の末、夏には台詞なしで人形遣いはかずぴよさん、桐島さんはギター演奏という形になりました。せんだい子どもセンターで毎月開催されている「ぷちっとぱぺっとしあたー」への初夏の客演を手始めに、保育園、北山人形まつり、北山羽黒神社などで公演と経験を積み重ねてきています。

 

 どんどんキリっとした「美猫」になっていくみやにんと、奇想天外に動くいもむしくんは、小さな子どもたちにとても好かれていて、「もっともっと」「また観たい!」「今度はいつ?」と掛け声がかかります。

図1.jpg

 ギター演奏に合わせた、みやにんのメリハリの利いた動きと、こっそりひそやかに生きていてけれど自由ないもむしくんの、絶妙な組み合わせはどんどん進化していってます。

 "お二人が大事にこの作品を育てている"ことが感じ取れました。これから更にどうなっていくのかとても楽しみです。


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