2023
03 02
メディアテーク開館
仙台市民図書館開館
イベント 2026年08月16日更新
千の波 万の波 ―元第五福竜丸漁労長 見崎吉男のことば 展
会期:2026年10月1日(木)〜2026年11月29日(日) 9:00〜22:00
(会期中休館日:10月22日(木)、11月26日(木))
会場:せんだいメディアテーク 7階ラウンジ
入場無料
主催:仙台・空襲研究会/せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
協力:木村力、水野紀子
広報デザイン:黒川美怜
第五福竜丸をご存知ですか? 戦後遠洋漁業が自由に行えるようになった頃、多くの船が遠洋へと向かいました。しかし米国は太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で原水爆実験を行っており、近くの公海で操業中の第五福竜丸や島民が1954年3月1日、水爆実験により被ばく。日本では、乗船員だった久保山愛吉さんの死により原水爆禁止の声は大きなうねりとなりました。一方で放射能雨や汚染マグロなどの問題から社会不安が広がり、第五福竜丸は騒動の元凶のように見られました。元漁労長見崎吉男さんは地元焼津で、被ばくの全責任を背負い、元乗組員の暮らしと健康を願いつつ、一市民として誠実に生き抜きました。取材を通じて知り合った筆者に、海と漁士、夢、お母さんのことなど、折に触れてお便り下さいました。第五福竜丸問題をどう捉えるか、さまざまな先行研究や著作がありますが、本展では海とアンタレス(さそり座の一等星)が大好きだった一人の人間の軌跡を、2006年に出版したご自身の手記『千の波 万の波』を通して紹介します。チラシやお孫さんの計算用紙の裏に綴られた直筆の手紙からも、見崎さんの平和への思いを感じ取っていただければと思います。(文責:仙台・空襲研究会 新妻)
◯関連イベント
仙台・空襲研究会のメンバーによる展示ガイド
10月10日(土)11:00-
11月7日(土)11:00-、14:00-
参加無料・直接展示会場へ
仙台・空襲研究会 対談
10月10日(土) 13:30-15:00
会場:せんだいメディアテーク 7階スタジオa
参加無料・直接会場へ
ゲスト:木村力(元静岡新聞記者)
◯略歴
見崎吉男(みさき・よしお)
1925年静岡県の港町焼津市に生まれる。遠洋漁船乗組員の武者修行をするかたわら、東海大学海洋学研究室に通い、航海術や天文学を学んだ。遠洋漁船乗組員となった見崎は自らを「漁士」と名乗った。彼を見込んだ船主・西川は27歳の見崎を第五福竜丸の漁労長に抜擢。が、水爆実験に遭遇し、憧れの海から撤退。漁労長として事後の交渉に当たった見崎は全責任を背負い、地元で誠実に生き、晩年は請われて自らの体験を語ってきた。2016年逝去。
仙台・空襲研究会
2013年に発足。各地の空襲を、空襲体験者の手記や日本側の資料に加えて、攻撃企図・攻撃目標・攻撃方法や時間等が記された米英軍資料から検証し、より包括的な空襲記録を残すことを目的としてきた。近年は攻撃側が設定した爆撃中心点およびこれと対を為す防空の拠点・防空壕の調査研究にも力を入れ、空襲遺構を未来へ残すことも目標の一つとなった。さらにこれらを今に伝えることの重要性を日々感じている。
https://sendai-kushuken.net/