イベント 2012年12月23日更新

第17回「展覧会『螺旋海岸』からもっと考える」(アート・要約筆記つき)


■ 日時:2012 年 12 月 23 日(日)15:00−17:00
■ 会場:せんだいメディアテーク 1f オープンスクエア
■ 参加無料、申込不要、直接会場へ
■ 問合せ:tanishi@hss.tbgu.ac.jp (西村)
■ 主催:せんだいメディアテーク、てつがくカフェ@せんだい

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「見えていなかったものを見たような気がした」
「土着的なものを見せられた気がする」
2012年11月25日に開催された展覧会「螺旋海岸」から考える「てつがくカフェ」では、こうした〈見る〉ことや〈土地〉にまつわる問題が、〈現実〉、〈日常〉、〈タブー〉、〈祝祭的〉といった言葉とともに噴出しました。そして、「そもそも写真を見るとはどういうことなのだろう」、「日常で見落としているものとは何なのだろう」、「タブーの根っこはどこにあるのだろう」といった様々な問いを参加者のみなさんとともにつくりあげていきました。
今回のてつがくカフェは、その第2弾になります。
自分では思いつかなかったような他者の考えに触れ、それを通して自分自身の考えが新たに紡ぎだされる面白さをぜひ体験してください!今回が初参加という方でも大丈夫です。みなさまのご参加をお待ちしております。
(てつがくカフェ@せんだい)

今回の「てつがくカフェ」(アートてつがくカフェ)は
参加者間での〈対話〉をとおして、取り扱う(芸術)作品のテーマを粘り強く手繰り寄せ、共有し、それに対する自分自身の考えを逞しくしていく試みです。
*アーティストやゲストを招いての作品理解に関するセミナーではありません。またそれは、いわゆる美術評論の立場に立った作品理解や作家論を述べ合う場でもありません。(今回の作品で言えば、志賀理江子さんの過去の作品との比較に基づいた作品論や、撮影の技術論などを詳細に議論し合うことがここでの目的ではありません)。議論の方向性が、その場に居合わせた参加者どうしの〈対話〉によってのみ方向付けられていくというライブ感こそが、「てつがくカフェ」の魅力です。

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「志賀理江子 螺旋海岸」について
写真家・志賀理江子が、2008年に名取市の北釜に移り住み、震災を経てこれまでに制作した全作品による展覧会です。昨年度の連続レクチャーやプランの展示を経て、6階ギャラリーの全域に展開した自立する写真群は、土地と共にある暮らしと表現とは何かについて、写真をとおして志賀が探求してきた大きな問いの集合です。それら約240点の作品は多くの困難を抱えながらある現在の私たちの社会に切実な声として届くことでしょう。
https://www.smt.jp/rasenkaigan/

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てつがくカフェとは
てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、そもそもそれって何なのかといった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら、「哲学的な対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

てつがくカフェ@せんだい http://tetsugaku.masa-mune.jp





*この記事はウェブサイト「考えるテーブル」からの転載です(http://table.smt.jp/?p=2086
*イベントのレポートはこちら https://www.smt.jp/projects/cafephilo/2012/12/17.html


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