予告 2019年03月20日更新

【お知らせ】第70回てつがくカフェ


次回てつがくカフェのお知らせです。
今回は、「3がつ11にちをわすれないためにセンター」が主催する「星空と路」の関連イベントとして開催します。
 

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「てつがくカフェ」は、普段当たり前だと思っている事柄につい て「そもそもそれって何なのか」と問い直し、参加者同士で「対話」を重ねることで、考えることの難しさや楽しさを体験する ものです。今回は「3 がつ 11 にちをわすれないためにセンター」 が企画する「星空と路」の関連イベントとして、2011年から陸前高田で記録を行ってきた小森はるか+瀬尾夏美のアート・ ユニットによるプロジェクト「二重のまち/交代地のうたを編む」の映像記録とそこに参加した若い旅人の声から、継承について考えます。


第70回 てつがくカフェ
テーマ:「二重のまち/交代地のうたを編む」の映像記録から継承を考える

■ 日時:2019年3月31日(日)13:00−17:30
■ 会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa
■ 参加無料、申込不要、直接会場へ
■ 主催:てつがくカフェ@せんだい/せんだいメディアテーク
■ 問合せ: mmp0861@gmail.com(てつがくカフェ@せんだい・西村)
■ 助成:一般財団法人 地域創造



あたらしいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある2018年9月の陸前高田。「二重のまち/交代地のうたを編む」は、私たち、小森はるか+瀬尾夏美のアート・ユニットが同地で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた若い旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクトです。旅人たちは、この土地で編まれた物語『二重のまち』を通じて、15日間の滞在の間で見聞きし、思考したことを発話しようと試みました。

誰かに大切な話を聞いたとき、それを「語らずにはおれない」「誰かに手渡したい」と考えます。しかし人は、その話や話者を大切に感じるほどに、「どうしたら伝わるのか」と思い悩み、語ることをためらったりもします。 "誰かに手渡す"ための行動を起こさなくてはならないけれど、それによって何かを失うかもしれない。でも、それでも伝えてみたい。 ためらいの連鎖、間違い、誤読、それでも伝えてみること。そして、それを受け取る誰かがいて、何かを考え始めるということ。 ちいさな行為や条件の連なりのなかで、"継承"は始まっていくのかもしれません。

私たちは、このちいさな"継承"の始まりを記録し、そこからあたらしいうたを紡ぐための映像作品を制作しました。今回のてつがくカフェでは、滞在期間中に旅人たちが、まちの人たちから聞いた話を自らの言葉で語る"語り直し"の記録映像と今現在の旅人たちの声から、参加者のみなさまと"継承"について考えていきたいと思います。

小森はるか+瀬尾夏美


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てつがくカフェとは?・・
てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。
 

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