予告 2024年01月10日更新

【お知らせ】2月11日(日)第90回てつがくカフェ ーシリーズ「結婚の定義」ー


第90回アイキャッチ.jpg



次回てつがくカフェのお知らせです。
<結婚と子ども>をテーマに、みなさんと考えます。
シリーズ「結婚の定義」最終回となります。



第90回 てつがくカフェ

■ 日時:2024年2月11日(日)14:00−16:30

■ 会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa

■ 参加無料、申込不要、直接会場へ


 

〈結婚〉の延長線上に、〈出産〉という営み、そして〈子ども〉の存在が、なんとなく共有されていないでしょうか。〈結婚〉〈妊娠〉〈出産〉というレールが、まるで直線のように引かれ、さらにそれらが〈幸福〉という価値観と結びついてはいないでしょうか。子どもを授かることが〈幸福〉であり、授からないのが〈不幸〉という価値観に違和感を抱く方も、きっとおられることでしょう。〈子ども〉は面倒で負担も大きいから、〈結婚〉しない方もおられるでしょう。

 特に、〈出産〉という営みは、女性と男性という二つの性、〈健康〉とされる身体、そして両性による〈結婚〉という制度が、前提となってはいないでしょうか。一方で、海外に目を向ければ、婚外子比率が半数を超えている国々も珍しくなくなっています。性の多様性が尊重される社会を私たちの手で作り上げていくうえで、〈出産〉のありかたを考えていく余地も、まだまだあるかもしれません。

 また、いわゆる「養子縁組」という仕組みは、歴史的にも古くから存在します。例えば、江戸時代末期をはじめ、多産多死で成人する子どもが少ない社会状況においては、養子縁組は現代と比べてぐっと多かったのです。それは、家系の維持と、養子縁組が結びついていたという背景もあることでしょう。このように、〈結婚〉と〈子ども〉の結びつき方は、時代の状況とともにその性格を変えていくものでもあります。

 今回のてつがくカフェでは、「結婚と子ども」というテーマをもとに、〈結婚〉〈妊娠〉〈出産〉と〈幸福〉という価値の関係性や、〈結婚〉と〈子ども〉の結びつきについて、私たちの言葉と対話を通して広く問い直してみたいと思います。哲学の専門知識は必要ありません。みなさま、ぜひ、おこしください。

 

 

※本シリーズは、202210月から、「メディアスタディーズ」事業として「結婚の定義」を継続的に問い直す活動を行なっている「♀×♀お茶っこ飲み会・仙台」と協働で開催します。

 






てつがくカフェとは?・・
てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。



主催:てつがくカフェ@せんだい/せんだいメディアテーク
問合せ:sendai.philosophy@gmail.com(てつがくカフェ@せんだい)
助成:一般財団法人 地域創造


x facebook Youtube