2023
03 02
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仙台市民図書館開館
イベント 2024年08月29日更新
いま見る/読む『青葉繁れる』(託児・リラックス上映あり)
小説家・劇作家で、仙台文学館館長も務めた井上ひさし。自身が過ごした仙台第一高等学校を舞台とした同名原作をもとに、『日本のいちばん長い日』(1967年)などで知られる岡本喜八が監督した映画『青葉繁れる』は、2024年で劇場公開から50年となります。井上ひさし生誕90年、岡本喜八生誕100年と、さまざまな節目が重なる今年、本作を35ミリフィルムで上映、現在の視点から読み解きます。
2024年10月19日(土)・20日(日)
せんだいメディアテーク 7階 スタジオシアター(170席)
監督:岡本喜八/原作:井上ひさし/出演:丹波義隆、草刈正雄、秋吉久美子、十朱幸代 ほか
1974年/87分/カラー/35ミリフィルム上映
一高の劣等生、稔(丹波義隆)たちの前に現れた転校生・俊介(草刈正雄)。異性への興味で意気投合する彼らは、『ロミオとジュリエット』の舞台を口実に二女高のひろ子(秋吉久美子)へ近づこうとするが......。原作の設定は1950年代だが、それを撮影当時の70年代に変え映画化。仙台一高ふくめ、あのころの仙台・松島の風景も見ることができる。
ゲスト:大河原準介(劇作家、演出家[演劇企画集団LondonPANDA])
『青葉繁れる』のリーディング公演(2018・19年)を企画・演出し、また、仙台一高の卒業生として「仙台一中・一高大納涼大会」(仙台一高OB・OGの集会)の実行委員長を務めた氏に、翻案に現れるこの物語の力、そして、時代を越えた一高生への思いをうかがいます。上映中の入退場自由。会場内をやや明るめ、音量を控え目にして、誰でもリラックスして見られる回です。
ゲスト:赤間亜生(仙台文学館副館長)
『ひょこりひょうたん島』などを手がけた放送作家、『手鎖心中』『吉里吉里人』など小説家、また、劇団こまつ座の座付き作家......多才な井上ひさし(1934-2010年)の文学における『青葉繁れる』の位置と背景、そして、《館長》としての井上ひさし氏の姿を赤間氏にうかがいます。
メディアテークと同じくSMMA(仙台・宮城ミュージアムアライアンス)の参加館である仙台文学館にて、上映会に先立ち小説『青葉繁れる』(井上ひさし/1973年)について語り合いながら、学芸員の案内により文学館が所蔵する井上ひさし氏にまつわる資料を見学します。
日時:10月6日(日)13:30ー15:30
場所:仙台文学館 2階講習室
定員:10名 事前申込制(先着順)
料金:観覧料が必要です(一般:460円)
協力:仙台文学館
今回の企画に関連する本やDVD・CD資料を展示します。
期間:9月27日(金)ー10月23日(水)(開館時間中)
当日受付(場所:7階スタジオシアター前カウンター/開場:各回20分前)
一般1000円/障害をお持ちの方500円/高校生以下無料
読書会、および、託児サービス(生後6カ月から未就学児まで)の利用をご希望の方は、事前に申込が必要です(先着順/メール又はFAXでお申し込みください)。また、鑑賞に際して何らかの配慮や確認を要する場合も事前にご相談くだされば幸いです。
主催:せんだいメディアテーク