イベント 2016年09月28日更新

対談2:いがらしみきお(漫画家)×畠山直哉「人工天国ー現在の風景に何をみるのか?ー」


未曾有*の出来事には、未曾有の物言いが必要だ(畠山直哉)

 
「畠山直哉写真展 まっぷたつの風景」の関連イベントとして、写真家の畠山直哉と3名の表現者との対談を開催いたします。2011年の震災という未曾有の出来事を経験した東北で、未曾有の物言いを目指す場を開きます。
 
対談の第2弾は、漫画家のいがらしみきお氏を迎えた「人工天国ー現在の風景に何をみるのか?ー」。

対談2:「人工天国ー現在の風景に何をみるのか?ー」

出演:いがらしみきお(漫画家)、畠山直哉

進行協力:クマガイコウキ

板書:瀬尾夏美

日時:11月23日(水祝)13時から15時

場所:6階ギャラリー4200

定員:先着60席

要約筆記つき

※展覧会チケットの半券の提示でご参加いただけます。 申込不要、直接会場へ。

 

東北の川や山に囲まれて育った同世代のふたり。散歩を日課とし、定点観測のように風景を見つめるいがらしと、風や光を読み、釣り人のように風景を撮る畠山。移り変わる現在の風景に、ふたりは何を見るのか。

 

いがらしみきお 漫画家。1955年宮城県加美町生まれ、仙台市在住。過激なギャグやシュールな表現の中に、人間味や不条理、生と死などのテーマをにじませる独特の作風を持つ。代表作に『ぼのぼの』(竹書房、1986年-)、『I(アイ)』(小学館、2010年-2013年)、『誰でもないところからの眺め』(太田出版、2015年)。おもな展覧会にグループ展『物語りのかたち—現在に映し出す、あったること』(せんだいメディアテーク、2015年)などがある。

 

 

*未曾有(みぞう)…いまだかつてないこと。きわめて珍しいこと。未曾有は、奇跡の意味のサンスクリット語「adbhuta」が漢訳された仏教用語で、仏の功徳の尊さや神秘なことを賛嘆した言葉であった。日本では「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と訓読され、本来の意味で使われていた。鎌倉末期には原義が転じて、善悪の両方の意味で用いられるようになり、現代では「未曾有の事件」というように悪い意味で用いられることも多い。(語源由来辞典より)


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