コラム 2025年03月30日更新

会員寄稿文「わたしにとってのドキュメンタリー」Vol.14 倉澤範子


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※この企画は、みやぎシネマクラドルの活動をより理解していただくことを目的に、「わたしにとってのドキュメンタリー」をテーマに会員が自由に文章を書く企画です。

 

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みやぎシネマクラドルとの出会いは、櫻井薬局セントラルホールで我妻和樹監督の『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』を201512月に観たことからです。もともと映画を観ることは好きでしたが、みやぎシネマクラドルに参加してからドキュメンタリー映画に接することが増えました。今回、この文章を書くために記憶を辿り、参加してそんなに年月が経っていたんだ...と驚きました。

 

私にはもうひとつ聞き書きというライフワークがあります。聞き書きもドキュメンタリーも手法は違えど、その人をもっと知りたいという気持ちが根本にあるように感じます。自分の知らない世界を他者から教えてもらうという共通点もあります。また、相手のことを知ろうとしているのにおのずと作り手や書き手の人間性が滲み出てくるという部分も似ているように思います。

 

みやぎシネマクラドルで、これからも自分の知らない世界との出会いを楽しんでいきたいです。

 

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倉澤範子(くらさわ・のりこ)

宮城県気仙沼市出身。仙台在住。

社会福祉法人勤務・管理栄養士(2024年現在)


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