イベント 2021年07月20日更新

作家紹介【2/2】


本展の参加作家を紹介します。



是恒さくら(これつね・さくら)

1986年広島県生まれ。2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。日本の東北地方や北米各地の捕鯨、漁労、海の民俗文化を尋ね、リトルプレスや刺繍、造形作品として発表する。リトルプレス『ありふれたくじら』主宰(Vol.1~6既刊)。近年の主な個展「N.E. blood 21: Vol.67 是恒さくら展」(リアス・アーク美術館、2018年)。

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《ありふれたくじらジャーナル:牡鹿半島〜太地浦》(2017年)



佐々瞬(ささ・しゅん)

1986年宮城県生まれ。2009年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。身体的な実践によって、過去の出来事を現在のなかに捉えなおすことで、個人や共同体の失われた関係性の再構築をはかる。東日本大震災後は、半壊した宮城県沿岸部・新浜の住宅を借り受け、アーティストや建築家らを招聘するプライベートなレジデンスプログラムなども企画する。近年の主な個展「公園/ローカルの流儀」(Gallery TURNAROUND、2021年)。

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《○○のためのサバイバル》(2009年)



佐藤徳政(さとう・とくまさ)

1981年岩手県生まれ。東京でデザインや住宅設計の仕事に携わっていたが、震災を機に帰郷し、共鳴する仲間達と日常を豊かにしていくためのクリエイティブ集団「FIVED」を主宰する。震災で途絶えた地域の七夕祭りの復活や、神楽を創作する活動のほか、嵩上げ工事で埋められる巨石「五本松」の記録をおこなってきた。近年の主な展覧会「巨石装置『五本松』展~陸前高田森の前地区からの表出」(せんだいメディアテーク、2016年)。

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五本松神楽のイメージ



伊達伸明(だて・のぶあき)

1964年兵庫県生まれ。1991年京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。2000年より「建築物ウクレレ化保存計画」を始め、現在までに寺院、学校、一般住宅など約80物件の建物をウクレレ化している。各地での個展開催の他、地域資源再発掘型の企画構成にも関わる。仙台では2012年から「亜炭香古学」を監修し、2015年に展覧会「山のひかり川のほし」(せんだいメディアテーク)を開催。2017年からは「しらべの細道シリーズ」(東北リサーチとアートセンター)を監修。著書に『建築物ウクレレ化保存計画2000.4~2004.3』(青幻舎、2004年)。

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《桃林堂ウクレレ》(2020年)撮影:表恒匡



ダダカン連(ダダカンレン)

仙台在住の糸井貫二(ダダカン)氏に惚れこんだ有志一同。メンバーは、美術・メディア研究者の細谷修平、元・美術館学芸員の三上満良、ギャラリー主宰の関本欣哉、アーティストの中西レモン。細谷と中西は2008年より糸井宅を訪れるようになり、関係者を含めたインタビューと映像記録に取り組む。三上は2009年に「前衛のみやぎ―昭和期芸術の変革に挑んだ表現者たち」(宮城県美術館)を企画、戦後前衛美術の文脈で調査・研究し、郷土の表現者として糸井氏を取り上げた。関本は「2012・仙台アンデパンダン展」を皮切りに糸井氏との交流を続け、現在進行形の糸井氏の生活と表現に目を向けている。

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ダダカンこと糸井貫二氏 鬼放舎にて(2008年)


画像は参考です。
出展作品とは異なる場合があります。


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