館長より 2016年10月01日更新

10月1日 館長より


アイコンwashida
 せんだいメディアテークの館長をお引き受けしてから、早くも3年と半年が過ぎました。就任当初は、あらためて知る仙台の風土や食べものに触れ味わうことも楽しみでしたが、いまは気風おだやかな人々の森林浴ならぬ《人間浴》を愉しんでいます。
 開館10周年事業のさなかに、あの震災を経験したメディアテークは、その後、「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の活動をはじめ、メディアテークなりのポジションで、復旧・復興事業に積極的に取り組んできました。館長である私自身も、そうした活動を通じて、さまざまなアーティストや活動する市民のみなさんの、強い思いや挑戦にふれることができたと思っています。
 このたびもう一歩踏みだして、メディアテークの外でも活動を始めることにしました。市民のみなさんとアーティストが地べたに結び目をつくって、そこから仙台市が、東北が抱え込んでいる問題を可視化し、その問題解決への糸口を提案するような《アートノード》という事業です。どんな活動を始めたのか、ウェブサイトをぜひご覧ください。

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