報告 2017年08月19日更新

8月18日(金)「鷲田清一とともに考える⑦ ちょうどいいサイズって?/自分の、社会の、経済の」鷲田清一館長によるトークセッションが開催されました。


2017年8月18日(金)「鷲田清一とともに考える⑦」が、メディアテーク1階のオープンスクエアで開催されました。このトークセッションは2013年度より、鷲田館長が各分野のプロフェッショナルからお話をうかがい、社会の課題について市民と共有し考えを深めてきました。今回は『移行期的混乱』の著者、思想家で文筆家の平川克美(ひらかわ・かつみ)さんをお招きし、現在の日本が抱えている諸問題について「ちょうどいいサイズ」を切り口に語っていただきました。まず、前半は、平川さんの近著『移行期的混乱以後』の主張である人口減少による縮小社会へ向かう日本の将来をわかりやすく説明されました。それを受け、後半は鷲田館長と対談となり、「消費」や「相互扶助」「喜捨」や、「株式会社」について、また「お金に頼らない生き方」ということについても議論を深めました。終盤、会場からも様々な質問や感想も述べられ、議論は大いに盛り上がりました。競争原理から次の原理へと向かう転換点である日本の現在を考える機会となりました。




写真奥側が、今回のゲストの平川克美さん。


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