報告 2018年09月30日更新

9月22日(日)鷲田清一とともに考える ⑨ 脱住宅/これからもずっとこのまちに住みたいですか? 鷲田清一館長によるトークセッションが開催されました。


2018年9月22日(土)「鷲田清一とともに考える⑨」が、メディアテーク1階のオープンスクエアで開催されました。このトークセッションは2013年度より、鷲田館長が各分野のプロフェッショナルからお話をうかがい、社会の課題について市民と共有し考えを深めてきましたが、今回は、社会に対する責任を感じながら新しい建築の姿を模索し続ける建築家の山本理顕さんをお迎えし、戦後の「1住宅=1家族」という価値観を徹底的に疑うことにより、孤立した個人のための快適な建築から脱却し、公的な空間と私的な空間の境界を引かず、「地域社会圏」という「小さな経済」を住宅の中で起こすことを提唱する山本理顕さんと〈コミュニティ〉をキーワードに対話を重ねました。まず、前半は、山本さんの主要な3つの代表作をスライドをまじえ、わかりやすく説明されました。それを受け、後半は鷲田館長と対談となり、「地域社会の持つ力」や「京都の共同体」などについても議論を深めました。終盤、会場からも様々な質問や感想も述べられ議論は大いに盛り上がりました。


向かって右が鷲田館長。左が山本理顕さん。


建築家 山本理顕さん。


この日会場は229名。大勢の来場者が聴講しました。


x facebook Youtube