お知らせ 2017年09月10日更新

鷲田清一とともに考える ⑧ <持ち場>って? / はたらき、かせぎ、であう


【開催情報】
 
2017年10月21日(土)15:00-17:00
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
参加無料・申込不要・先着160席
主催:せんだいメディアテーク
 
 
 
【趣旨文】
 
偶然ではあるが、状況のために否応もなく受け持つことになった持ち場において、人々は何を考え、どのように行動したのか。
玄田有史『〈持ち場〉の希望学』より
 
せんだいメディアテーク館長の鷲田清一が、各分野のプロフェッショナルからお話をうかがいながら、いま、メディアテークを通してみえる社会の課題について、みなさんと共有し、考えを深めていく対話の時間。  今回は、若者の雇用に問題提起をおこなった『仕事のなかの曖昧な不安』や、東日本大震災以前より、釜石で取り組んできた「希望学」で注目を浴びている経済学者の玄田有史さんをお迎えします。  「持ち場は職責として事前に決まっていることもあるが、自発的に受け持つこともあるし、たまたま居合わせたために担当することになった場合もある」(『〈持ち場〉の希望学』あとがきより)これまでの「希望学」のとりくみをうかがいながら、〈持ち場〉をキーワードに対話を重ねます。
 
 
【プロフィール】
 

玄田 有史( げんだ ゆうじ)

経済学者。東京大学社会科学研究所教授。1964年生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学院満期退学。2007年より現職。2002年に経済学博士(大阪大学)。主著に『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、第45回エコノミスト賞、第27回労働関係図書優秀賞)、『希望学』(全4巻 編著 東京大学出版会)。『〈持ち場〉の希望学: 釜石と震災、もう一つの記憶』(編著 東京大学出版会)、最新刊に『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』(編著 慶応義塾大学出版会)がある。

 
鷲田 清一(わしだ きよかず)

哲学者。京都市立芸術大学学長。1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院修了。大阪大学教授・総長などを経て、現職。これまで哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなってきた。主な著書に、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)、『しんがりの思想』(角川新書)など多数。 現在「折々のことば」(朝日新聞)連載中。

 
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)

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