お知らせ 2017年07月02日更新

鷲田清一とともに考える ⑦  ちょうどいいサイズって?/自分の、社会の、経済の


【開催情報】
 
2017年 8月18日(金)18:00-20:00
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
参加無料・申込不要・先着160席
主催:せんだいメディアテーク
 
washida07out.pdf
 
 
【趣旨文】
 
戦後70年の間に、わが国で起きたことのうちで、最も重大な社会変化は2009年をピークにして総人口が減少し始めたことだろう。この変化は政治・経済・文化の領域において、この上なく重要な意味を持っている。わたしたちは、長く、緩慢な、しかし確実な文明史的転換点のただ中を生きている。
『移行期的混乱以後』より
 
せんだいメディアテーク館長の鷲田清一が、各分野のプロフェッショナルからお話をうかがいながら、いま、メディアテークを通してみえる社会の課題について、みなさんと共有し、考えを深めていく対話の時間。今回は『移行期的混乱』の著者である平川克美さんをお招きし、現在の日本が抱えている諸問題について新たな視点を投げかけます。わたしたちは自身の人生観や、社会のあり方、また経済活動の適正なサイズについて把握しているといえるでしょうか。平川克美さんのこれまでの活動や執筆の書記などを中心に対話を重ねます。
 
 
【プロフィール】
 
平川克美(ひらかわ・かつみ)
文筆家、思想家。1950年生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒業。隣町珈琲店主。声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」代表。立教大学客員教授。翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。99年シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。著書に『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』(共にミシマ社)、『路地裏の資本主義』(角川SSC新書)、『言葉が鍛えられる場所』(大和書房)、『グローバリズムという病』『喪失の戦後史』(共に東洋経済新報社)、『移行期的混乱以後 ──家族の崩壊と再生 (犀の教室)』(晶文社)などがある。
 
 
鷲田 清一(わしだ きよかず)
哲学者、京都市立芸術大学学長。1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院修了。大阪大学教授・総長などを経て、現職。これまで哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなってきた。主な著書に、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)、『しんがりの思想』(角川新書)など多数。 現在「折々のことば」(朝日新聞)連載中。
 
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)

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