イベント 2024年08月05日更新

鷲田清一とともに考えるパート2 ドートクのじかん 7じかんめ 「誠実」


2024年9月28日(土)14:00-16:00
せんだいメディアテーク1階 オープンスクエア
申込不要・参加無料・先着150席(開場 13:30)
◎耳の不自由な方のための手話通訳・要約筆記付き
主催:せんだいメディアテーク



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【趣旨文】

せんだいメディアテーク館長の鷲田清一が、各分野のプロフェッショナルからお話をうかがいながら、あらためて「徳目*」のほんとうの意味について、来場者とともにひも解いていきます。7じかんめの徳目は「誠実」。正直で嘘のない真面目な態度は、自分の果たすべき務めに対する責任感のあらわれです。では、社会システムが与えた務めではなく、個人が生きるために見出した役割に誠実であることは可能でしょうか。「無支配主義(アナキズム)」の研究者で、政治学者の栗原康さんをお招きし、誰しもが支配からの自由を求めたとき、誠実さはどのように存在するのか、みなさんとともに対話を重ねます。

*徳目(とくもく) ・・・ 道徳の細目。忠・孝・仁・義など、徳を分類した名目のこと。




【プロフィール】

栗原康(くりはら やすし)

1979年生まれ。埼玉県出身。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。主な著書に『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(角川ソフィア文庫)、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』(岩波現代文庫)、『死してなお踊れ 一遍上人伝』(河出書房新社)、『はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言』(ちくま文庫)、『アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ』(岩波新書)、『サボる哲学 労働の未来から逃散せよ』(NHK出版新書)、『超人ナイチンゲール(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院)など。



鷲田 清一(わしだ きよかず)

1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院修了。大阪大学教授・総長、京都市立芸術大学理事長・学長などを歴任。これまで哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなってきた。著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)、『所有論』(講談社)など多数。現在「折々のことば」(朝日新聞)連載中。






主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)


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