2023
03 02
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報告 2026年06月10日更新
【レポート】仙台たてもの観察ウォーク 定禅寺通り編
2025年4月13日に「仙台たてもの観察ウォーク -石・彫刻・建築- 定禅寺通り編」を開催しました。本記事はその当日のツアー記録です。
約1年前に開催したイベントですが、勾当台公園の古地図広場や仙台第一生命ビルは解体され、勾当台公園はステージが完成し、風景が一変しています。たった1年で街の風景は移りかわっていくので、見られるときに観察し、目に焼き付けておきたいなと常々思っています。
ぜひみなさんも街中のたてものを観察してみてください。楽しいですよ。
イベント告知の記事はこちら。
https://www.smt.jp/projects/aoc/2025/03/---.html
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まずは勾当台公園の翁観二 作「谷風梶之助像」に集合。全体だけでなく足やまわしなど細部をしげしげと観察。
複数人で彫刻を鑑賞・観察すること自体が新鮮な体験。

撮影:越後谷出



次は翁朝盛 作「平和祈念像」を観察。仏師としても活動していたので、西洋風の作品をつくっても衣服の表現に仏像的なニュアンスがある。言われて見ると顔も観音様のようにありがたく見えてくる、こどものムチムチした体は何からの影響なのか、など話がはずむ。


勾当台公園は銅像が多い。こちらは仙台出身の赤痢菌の発見者、志賀潔の銅像。一同が注目したのは石製の台座。石の色や質感を楽しみ、加工、輸送などについて想像をめぐらす。もちろん銅像自体もみどころが多い。シャツの襟が素敵だ。銅像ファッションチェックも楽しめそう。



植栽に埋もれている師範学校の石碑。公園にはさまざまな記念碑が見えていたり、隠れていたりする。

撮影:越後谷出
古地図広場をご存じだろうか。仙台市街地の旧町名が、立体的な地図の上に表現されている。
凝った紋様、雲型の足場などみどころが多いが、残念ながら数年後に解体予定。見るなら今!
(2026年6月時点ではすでに解体済み。残念)

撮影:越後谷出

撮影:越後谷出

工事中の勾当台公園を眺める一同。現在は工事が終わり、イベント広場となっている。中央に小さく写っている彫刻は一色邦彦の「季の杜に」。広い工事現場にぽつんと佇む彫刻は、いつもと違う哀愁をみせる。


ハトの立場を尊重する看板。「ハトのためになりません」「ハトとのトラブルがおきています」「ハトが自力で生きられなくなります」。都市で動物と共存するヒトである我々は「ハト権」についても考えていく必要がある。

撮影:越後谷出
吾妻兼治郎「時の広場」。そのかたちから通称として、チーズ、黒チーズなどと私たちは勝手に呼んでいる。風景をつくりだしている良い作品だ。

撮影:越後谷出
隠れたミッキーマウスがあるので、頭が入る人はぜひためしてみてください。

撮影:越後谷出
雨宮敬子「織姫」。織姫が頭につけている草冠が仙台市の花であるハギになっているなど、ご当地仕様になっている。
地下鉄の換気塔。造形的にデザインされている。樹木をイメージした透かしの金属パーツ、植栽との組み合わせなど見どころが多い。隠れた名作なのではないだろうか。
撮影:越後谷出
その黒い外観から通称「黒ビル」と呼ばれた仙台第一生命ビル。西側駐車スペースの室外機は全て黒で引き締まった印象。縦長のタイルなど見どころが多かったが、現在解体中。(2026年6月時点では解体完了)

撮影:越後谷出


第3菊水ビルのエレベーターホールは広くない空間ながら、独特なデザインのタイルなどで実にデコラティブ。ちなみに市街地にいくつかある菊水ビルは独特のデザインを持った建物が多く、隠れファンは多い。
撮影:越後谷出
定禅寺ヒルズの階段降り口には、スキマに小さな枯山水のような庭が。暫定的に「スキマ枯山水」と名付けて、他の場所でも捜索中。

ビル1階のエントランス壁面は石灰岩で、腕足類と思われる化石が観察できる。

模様を崩さないように石が加工されて貼られている「律儀なマンホール」。いやあ、律儀だなあ。(2026年6月時点では別のマンホールになっている。定禅寺通りの工事をやっているので、この1年で様々な変化がおきている)

撮影:越後谷出
宮城県民会館の外壁レリーフをながめる一同。改めて見てみると発見が多い。
みなさんもぜひ現物を鑑賞してみてください!

その後はメディアテークに戻って振り返りを行いました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
執筆:SASSA 渡邉
撮影:注記がないものはせんだいメディアテークとSASSAの渡邉による撮影
※本記事は、展覧会「たてもの観察帖ー東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)・電力ビル・仙台市役所」で展示されたパネルの内容を元にしています。