バリアフリー上映 2019年06月15日更新

【報告】6/2バリアフリー上映「グッモーエビアン!」


梅雨入り前のカラッとした青天の日曜日、バリアフリー上映「グッモーエビアン!」を開催しました。その様子をレポートします。

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この日は仙台市内で障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しむ「とっておきの音楽祭」が同時に開催され、メディアテークの周辺一帯が熱気に包まれた一日となりました。

バリアフリー上映は、だれもが気軽に映画を楽しめることを目指した上映会です。2001年にメディアテークが開館してから現在まで、約60作品を上映してきました。
今回の上映作品は、「グッモーエビアン!(監督:山本透/2012年)」。17歳で母親になったアキと娘のハツキ、そしてアキと同じパンクバンドのボーカルだったヤグが織りなす、ちょっと変わった家族の物語です。
大泉洋さん演じる自由人・ヤグの言動に会場では笑いが起こることも。一方、胸がキュッとなるような切ない場面もあり、家族のあり方を問う感動作に多くのかたが胸を打たれたようでした。
午前と午後の上映で、合計135名のかたにご来場いただきました。たくさんのご来場ありがとうございました!

ところで、バリアフリー上映に付く「音声解説」と「日本語字幕」はどのように作られているかご存知ですか?実は、メディアテークの養成講座を修了し活動しているボランティアメンバーによって作られているんです!

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今回の上映会では、バリアフリー上映に無くてはならないボランティアメンバーの活動を知ってもらおうと、会場入り口に制作活動のドキュメンタリーを上映し、開場までの待ち時間などにご覧いただきました。アンケートでは「ボランティアの活動に興味を持った」という声もいただき、嬉しく思います。
活動は、音声解説や日本語字幕の制作だけにとどまりません。上映会当日の受付や、目の不自由なかたの誘導など、皆さんが心地よく映画を鑑賞できるよう会場の運営でも活躍しています。「私も活動に関わりたい!」というかたは、音声解説や日本語字幕の制作に必要なスキルを学ぶ講座を定期的に開催しておりますので、今後の情報をチェックしてみてくださいね。

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次回のバリアフリー上映は、11月下旬(又は12月上旬)に開催予定です。
上映作品が決まり次第お知らせしていきますので、次回もお楽しみに!
皆さまのご来場をお待ちしております。

(担当・髙橋)


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