【開催概要】
日時：2014 年 9 月 7 日（日）14:00-16:00
会場：せんだいメディアテーク 7f スタジオa
対象：中学生・高校生
（参考：https://www.smt.jp/projects/cafephilo/2014/09/u-18-3.html）

＊　＊　＊

今回は、上はてつがくカフェの大学生スタッフから、下はなんと中学1年生までと、対象を18歳以下に限定している中でも多様な顔ぶれが集まり、U-18ならぬ"アバウト"-18てつがくカフェとなりました。
あらかじめ具体的な問いは立てず、「いま、わたしたちが問いたいこと」というテーマのとおり、実際にみんなでテーブルを囲み、自分たちが疑問に思うことや気になることから問いを立てることからスタートしました。



まず、ニュースなどで若年層の犯罪を見聞きすることから思い浮かんだ「なぜ人を傷つけてはいけないのか」という問いや、以前のU-18てつがくカフェのアンケートから派生した「食べる側と食べられる側の関係とは」という問いが挙がりました。また、「いじめといじりの違いとは」、「怖いと感じることとは」、「成長することとは」といった問いも挙がり、一見繋がりのないものと思えるそれらの問いが、対話していく中でほかの問いに重なるという印象的な場面もありました。

そして、一つひとつの問いについて時間をかけて意見を交わし、キーワードを絞っていきました。

キーワードから新たな問いを立てる場面では、自分の中のもやもやを言葉にする難しさにぶつかりながら問いをかたちにしていきます。



最後に立てられた「想像することと思考することの関係とは」という問いには自然と参加者の興味が集まりました。黒板仕立てのテーブルの上に「想像」と「思考」の図をそれぞれ書きながら、対話が進むこともありました。



「想像すること」と「思考すること」についての考えを挙げていくと、相反する要素が浮かぶことが多かったのですが、「そもそも想像と思考は対極に位置するものなのか」という問いも挙がりました。
今回は「いま、問いたいこと」というテーマに対して普遍的な問いが挙がり、広く様々なことについて対話をすることができました。



報告：燕華（てつがくカフェ＠せんだい高校生スタッフ）





＊この記事はウェブサイト「考えるテーブル」からの転載です（http://table.smt.jp/?p=10738#report）