【開催概要】
日時：2016 年 7 月 10 日（日）14:00-16:00
会場：せんだいメディアテーク 7f スタジオa
対象：中学生、高校生、20歳前後の方
（参考：https://www.smt.jp/projects/cafephilo/2016/07/post-56.html）

＊　＊　＊

今回の「ユースてつがくカフェ　てつこの部屋」では、中学生から20歳前後の大学生、社会人など、幅広い顔ぶれが参加しました。テーマである「本当の友だちって？」という問いは、参加者にとって学校生活の中で考えたことがあるものだったのか、活発な発言の交換が行われていたように思います。また、社会人である参加者、スタッフからも、自分の"友だち"に対する考え方が述べられたため、参加者みんなでテーマを共有することができました。




最初の切り口となったポイントは、各参加者が「自分がどういう人を"友だち／本当の友だち"と考えているのか」を整理しながら話し始めたことでした。「同じ価値観を共有することができる」「一緒にいると安心感が得られる」「互いに高め合うことができる」といった、それぞれの"友だち"を話し、自分以外の発言から更に別の視点を得ることで、多様な考え方をみんなで練っていくようなかたちになりました。



最後には「友だちに"本当の"をつける必要はないんじゃないか」と、このテーマにおけるひとつの終着点とも言える発言が出てきました。今回のてつこの部屋では、"本当の"が付く友だちとは一体何かを考えることで、様々な方向から"友だち"という存在を考えることができたのではないかと思います。今後、自分を取り巻く環境が変わったり、年齢を重ねたりすることで、"友だち"という存在がどのように変化してくのか、変わらない部分はあるのかなど、各参加者に考える"タネ"が生まれた回になりました。



報告：千葉真澄（てつがくカフェ＠せんだい）





＊この記事はウェブサイト「考えるテーブル」からの転載です（http://table.smt.jp/?p=13098#report）