予告 2023年08月22日更新

【お知らせ】10月8日(日)第87回てつがくカフェ ーシリーズ「結婚の定義」ー


第87回アイキャッチ.jpg



次回てつがくカフェのお知らせです。
<制度外の結婚?>をテーマに、みなさんと考えます。



第87回 てつがくカフェ

■ 日時:2023年10月8日(日)14:00−16:30

■ 会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa

■ 参加無料、申込不要、直接会場へ


 

 前回(第86回)のてつがくカフェは「制度としての結婚?」というテーマで結婚について考えました。
その中で、「結婚制度とは何か?」という問いに対して参加者たちからは次のような定義があげられました。

 

・幸せを確保する制度

2人が関係性をカテゴライズしラベル化して表明する制度

・安定した関係性を表明するラベル

・関係性の強さを証明する枠組み

・より深いつながりを永続的に保証する制度

・契約と枠組み

 

問いとして「婚姻制度とは何か?」ではなく「結婚制度とは何か?」としたのは、婚姻より結婚の方が広い概念であり、法制度に囚われない結婚制度についての定義が作られる余地を残すためでした。

 今回はこの対話の流れを引き継ぎ、前回とは逆に制度外の結婚について考えてみたいと思います。この場合の制度は日本の現民法とします。同性婚はまだ日本の民法では認められていないため今回は制度外の結婚と分類します。例えば同性婚以外にも次のようなものがあります。

 

・事実婚

・複婚(一夫多妻制、一妻多夫制、多夫多妻制など)

・死後婚

・異類婚(人間以外との結婚)

 

事実婚は法制度に縛られたくないという考えから、近年特に増えています。複婚は一部の国・地域では認められています。死後婚は現在でもフランスで認められており、日本でも一部地域にあった結婚文化です。人間以外(神、妖精、精霊、動物)と結婚する異類婚は神話や寓話などによく登場する結婚の総称です。最近では2次元キャラクターと結婚するというケースもありますが、これは異類婚に分類されそうです。法制度以外の結婚は国・地域・時代をこえて様々な種類があります。今回は制度外から結婚を捉えることで多角的な視点で結婚について考えてみたいと思います。

 

※本シリーズは、202210月から、「メディアスタディーズ」事業として「結婚の定義」を継続的に問い直す活動を行なっている「♀×♀お茶っこ飲み会・仙台」と協働で開催します。

 






てつがくカフェとは?・・
てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。



主催:てつがくカフェ@せんだい/せんだいメディアテーク
問合せ:sendai.philosophy@gmail.com(てつがくカフェ@せんだい)
助成:一般財団法人 地域創造


x facebook Youtube