報告 2018年09月28日更新

第9回シネバトルトークサロンを開催しました


9回目を迎えたトークサロンの様子をレポートします。

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毎回様々なテーマを決めて、映画について自由に会話を楽しむ場「シネバトルトークサロン」。今回のテーマは「『食』を効かせたシネマはいかが?~「食」のシーンから映画を観たら~」。

今回のテーマ発案者タムラさん(シネバトルブレインズ※のひとり)は、映画作品中に描かれる「食」には「企み、トリック、人生、予兆......美味しさだけじゃないあれこれ」がある!と言います。「食べるという行為は、睡眠、生殖とならび、ヒトが(動物全般ですが)無防備になる瞬間ですが、それだけに、役者の「素」も出やすく役者にも監督にも力量が問われるところじゃないかなと」。なるほど!これはぜひみんなで話してみたい!でも少し抽象度が高く、参加者が減るんじゃないか...と担当者は心配もしたのですが、まったくの杞憂に終りサロン当日の参加者は14名となりました。

いざ始まってみると、テーマの抽象度が高かったことで却ってみなさんがたくさん発言してくださった感がありました。知識のひけらかしではなく「こういう見方もあるんじゃないですか?」と、たくさんの視点をいくつも繰り出してくださいました。映画好き14名それぞれの視点ですから本当に楽しいですね。なるほど!と深く頷いたり感心したり。偶然にも心理学の専門家がご参加されており、心理学的見地からの「人がおいしそうと認識するための3要素」というお話まで聞くことができ、大層盛り上がりました。

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終了時間をややオーバーしてこの日は終了。ご参加いただいたみなさんありがとうございました。次回のトークサロンは11月28日(水)です。テーマも決まっています。次回は初の課題映画を決めて開催します。その課題映画は...

「サイコ(監督:アルフレッド・ヒッチコック/1960年)

です!!次回までにサイコを観賞してからご参加ください。お待ちしております。

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(A.H.)

※シネバトルブレインズとは?
シネバトルも初開催から6年を経過し、様々な方々がプレゼンターとして、あるいはオーディエンスとして参加してくださいました。新たにトークサロンを開催することになった折り、過去のグランドチャンピオンやグランドチャンピオン大会出場者の有志の方々が「運営にも協力したい!」と申し出てくださいました。以来トークサロンの運営だけでなく、シネバトルを盛り上げるために様々に協力してくださっています。英国往年のパペットSF「サンダーバード」に登場する天才科学者ブレインズから名前を頂戴しシネバトルブレインズと担当者は呼んでいます。キムラさん、タムラさん、ツノカケさん、ありがとうございます!


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