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報告 2018年09月07日更新
シネバトルVol.22が開催されました
シネバトルVol.22のレポートをお届けします。
酷暑から一転して雨の降り続く8月下旬、せんだいメディアテーク2F、映像音響ライブラリーでシネバトルが開催されました。今回事前に4名のプレゼンター申し込みをいただいていましたが、ご都合が悪く2名が参加できず...。集まったオーディエンスにお詫びし、飛び入り参加を募集したところ2名が参加。あわやお流れかと思われた今回、プレゼンター4名での濃厚なプレゼンテーションが繰り広げられました。飛び入り参加の小野寺さん、佐久間さん、ありがとうございます!!
1.小野寺吉行さん「演劇入門 -ジュリアス・シーザー-/監督:小野豪/1967年」
2.佐久間智博さん「バグダッド・カフェ/監督:パーシー・アドロン/1983年」
有名な主題歌の映像しか見つけられなかったので、
原語版の予告編でごかんべんください
3.本郷祐輝さん「新世紀エヴァンゲリオン(旧劇場版)/総監督:庵野秀明/1997年」
ドンピシャの予告編動画を見つけられませんでした。
でも作品のムードはおわかりいただけるかと
4.吉田芙絢さん「シェイプオブウォーター/監督:ギレルモ・デル・トロ/2017年」
今回の4作品のプレゼンに共通項があるとしたら、如何に「自分が」この作品に魅かれたのかということを、ご自身の価値基準とご自身の言葉で語りかけたことではないでしょうか。演劇が立ち上がっていく様を記録したドキュメンタリーを紹介された小野寺さんは、登場する劇団「雲」の(現在では)綺羅星のごとき名優たちが次々と登場する悦びを穏やかに語り、作品の中に登場するアメリカの寂れたモーテルに実際に足を運んだ佐久間さんは、作品の中の空気を体感してきた悦びを語り、もはや現代アニメのインフラとまで化した大ヒット作品を取り上げた本郷さんは、あらすじ説明など全て省略し好きな場面とキャラクターのこと「だけ」を語り、近年公開の同じく大ヒット作品ながら、吉田さんは「色」という独自の視点から新たな楽しみ方を提案し、ぜひ自分なりの新しい楽しみを再発見してほしいと語り...。
作品との向き合い方は四者四様ですが、ウソ偽りのない、他ならぬご自身の言葉と声でこれらの悦びをオーディエンスに語りかける様子は感動的ですらありました。寄せられたアンケートの中にも「聞き応えがあった」という感想があり、プレゼンターの思いがしっかりオーディエンスに届いていることが実感できました。
そんなわけでどなたが金賞でもおかしくなかったのですが、Vol.22は銀賞に佐久間さん、金賞に吉田さんという結果となりました。担当A.H.は先日某マンガ作品の聖地巡りをしてきたばかりなので、実際にアメリカのモーテルまで足を運んだという佐久間さんのプレゼンに一番グッときました。そういう作品との向き合い方もまた「あり」ということで...。
今回はプレゼンター、オーディエンスを合わせ21名のご参加でした。みなさんありがとうございました。
最後に今後のシネバトルのご案内です。
9月26日(水) トークサロン(テーマは絶賛検討中!)
10月31日(水) シネバトルVol.23(プレゼンター絶賛募集中!)
11月28日(水) トークサロン(実はあるテーマにしようとアイデアを温め中!)
12月26日(水) シネバトルグランドチャンピオン大会
いずれも会場はせんだいメディアテーク 2F 映像音響ライブラリー、時間は18:30から。入場無料です。ぜひご参加ください。それではまた会場で!
A.H.