シネバトル 2019年03月06日更新

じっくり映画と向き合う日〜シネバトルグランドチャンピオン上映会


2019年2月23日、シネバトルグランドチャンピオン上映会が無事に終了しました。

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2018年は4回のシネバトルが開催されました。その各回の金賞・銀賞受賞者が再結集し、トップオブトップを決めるグランドチャンピオン大会(2018年12月開催)。そのハイレベルな決戦を制したのは角掛修さんでした。グランドチャンピオンイチ押しの作品を実際に劇場で鑑賞するのが、グランドチャンピオン上映会です。

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角掛チャンピオンはこれまで何度もプレゼンターとして参加されただけでなく、現在は「シネバトルブレインズ」の一員として、シネバトルの運営にも携わってくださっています。膨大な鑑賞量に裏打ちされたその見識とプレゼンテーションは、すでに固定ファンがいるほど。今回満を持してグランドチャンピオンとなった角掛さんが上映作品として選んだのは、綾瀬はるかと佐藤建の主演による「リアル〜完全なる首長竜の日(監督:黒沢清/2013年)」でした。

おや?ちょっと待って。グランドチャンピオン大会でプレゼンされたのは違う作品だったのでは??お客さん、素晴らしい記憶力でいらっしゃる。そう、チャンピオンのイチ押しは、綾瀬はるか主演の別作品でした。しかし今回の上映作品が決まるまでには紆余曲折、波乱万丈、空前絶後、艱難辛苦の道のりがありました...(遠い目)。ここに書くことは控えますが、どうしても知りたい方は担当A.H.をつかまえて直接お問い合わせください。イチ押し作品の上映はかないませんでしたが、「綾瀬はるかつながりで今面白い作品となると...」と選んだのがこの「リアル〜完全なる首長竜の日」だったのです。「今、世界のクロサワと言えば黒沢清のことである!」と言い切るほど黒沢清監督を推す、角掛チャンピオンならではの選択でありました。

上映当日は40名のお客様が来場されました。まずは主催者よりごあいさつ。そして角掛チャンピオンからこの作品の見どころが簡単に解説され、上映会がスタート。終映後は期せずして客席から万雷の拍手が。チャンピオンの想いが伝わったことがわかってジーンときます。

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上映会が終ると、会場を移して「シネバトルトークサロン」へ。今観たばかりの「リアル〜完全なる首長竜の日」や黒沢監督の他作品など、自由に感想や意見を話しあいます。

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邦画を観る楽しみ、邦画ならでは面白さについて、角掛チャンピオンのリードで参加者のみなさんも思い思いに言葉を重ね、12名の言葉や視点が行ったり来たりする楽しい時間となりました。10名を超える人数で映画の話に没頭できるのがシネバトルトークサロンの魅力でもあります。この日は角掛チャンピオンといっしょにじっくり映画と向き合う1日となりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

(A.H.)


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