シネバトル 2019年05月05日更新

シネバトルVol.25が開催されました


シネバトルVol.25のレポートをお届けします。

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思い返せば昨年2018年4月。初めて開催した4月のシネバトル(この時はVol.20)は、プレゼンターの応募ゼロ、飛び入り参加もゼロで、シネバトル史上初の「お流れ」の回に...。そんな思い出があるため今回のVol.25開催にあたり担当者は戦々恐々としていたのですが、いざ蓋を開けてみれば、オーディエンス22名、飛び入りを含めたプレゼンターは5名となり、大変充実したバトルとなったのであります。

1.松田実さん「クレーマー、クレーマー/監督:ロバート・ベントン/1979年」

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最近トークサロンの方の常連さんとなった松田さん。満を持してシネバトルへ。有名な作品ですが、松田さんならではの視点を通して、改めて作品を理解しなおすきっかけを得たオーディエンスは多いのではないでしょうか。

2.齋藤久美さん「バジュランギおじさんと、小さな迷子/監督:カビール・カーン/2015年」

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齋藤さんもシネバトル常連さんです。ハリウッド大作的メジャー作品ではなく、いつも知る人ぞ知る、見応えのある作品を紹介してくださる齋藤さん。今回はインドのハートウォーミングストーリーでした。

3.小野寺吉行さん「新日本紀行/チンチン電車のうた(NHK総合、1976年4月26日放送)」

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当然のことながら、映像でご紹介できません...

ほぼ皆勤賞の小野寺さん、今回も真っ先に飛び入り参加の手を上げてくださいました。宮城県図書館でフィルム整理ボランティアをされている小野寺さんならではの作品選択。本作はかつて仙台市内を走っていた路面電車が、当時の街並みとともに写っているから...とプレゼンしてくださいました。

4.佐々木しのぶさん「ツインピークス/監督:デビッド・リンチ/1990年)」

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テレビドラマだった『ツインピークス』、その後劇場版が制作されるなど、映像が多数あるため、ずばりな映像を見つけることができませんでした。今回は『Twin Peaks: Fire Walk with Me(1992)』の予告編を貼っておきます。

佐々木さん、実はデビッド・リンチ監督作品が好き過ぎて、とうとうカフェを開店してしまったほどの筋金入りのリンチ監督ファン。以前から足を運んでくださっていましたが、とうとうプレゼンターとして登場。もちろん当然至極のプレゼン作品。

5.三宮邦子さん「暗い日曜日/監督:ロルフ・シューベル/1999年」

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旅行の途中で観て以来、大のお気に入りという作品を携えて登場された三宮さん。作品の見どころや背景を丁寧に紹介してくださいました。

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実は事前にお申し込みされたプレゼンターは三宮さんおひとりだったんです。しかし飛び入り参加を呼びかけたらあっという間に4人の方が手を上げてくださり、上記のようなバラエティに富んだ、またおひとりおひとりの熱い思いのこもったプレゼンテーションとなったのでした。

初めて参加されるオーディエンスも何人かいらっしゃいました。中には積極的に質疑応答タイムで質問してくださる方も。プレゼンターとオーディエンスのこのような交流も、シネバトルの魅力のひとつです。

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濃厚な時間があっという間に過ぎて、投票の結果銀賞は佐々木しのぶさん金賞は三宮邦子さんに決まりました!

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早くも今年12月のグランドチャンピオン大会で熱戦を予想させる、聞き応えのあるシネバトルとなりました。4月のジンクスはこれで払拭です!そして5月29日は奇数月恒例のトークサロンです。

シネバトルトークサロン
「『仁義なき戦い』東映実録ヤクザ映画と仙台出身俳優・菅原文太の魅力!」
日時:2019年5月29日(水) 18:30-19:30
会場:せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー
入場無料

当日はきっとみんな広島弁でしゃべってしまうと思います。お待ちしとるけぇのぉ。

(A.H.)


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