トークサロン 2019年12月17日更新

第17回シネバトルトークサロンを開催しました


毎回特濃の映画談義が繰り広げられるシネバトルトークサロン。2019年11月27日に開催された17回目のレポートです。

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今回のファシリテーター・ツノカケオサムさんが立てたテーマが「チャップリン VS 淀川長治」。どちらも映画関係者として知らない人はいないほどの巨頭です。しかしなぜ「VS」なのか。VSはヴァーサスの略、すなわち「対」です。チャップリンと淀川長治に何か対になる要素があるのか??参加者のみなさんも、心の中にそういう引っ掛かりを抱きつつ着席されていたのではないでしょうか。ツノカケさんの導入トークでテーマ設定の真意が徐々にひも解かれていくと、あとは参加者のみなさんの味わい深いトークが幾重にも重なっていきました。

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チャップリンの作品の素晴らしさ、本人の人生に起こったドラマティックな数々の事実、淀川長治の作品に対する愛情や思いを伝える数々のエピソードなど、語りたくて仕方ない方が今回は多く参加されていたという印象です。

非常に子どもっぽい感想で恐縮ですが、「ふたりとも(映画好きから)本当に愛されてるんだなぁ」と担当者は思わずにいられませんでした。もちろん人物としてだけではなく、その作品や著作、生前の行いのエピソードを通して、この日は「映画とは?」「映画評論とは?」という深遠なテーマの入口くらいまでは行けたのではないかと思います。なによりツノカケさんも発言されたみなさんも本当に熱かった!2階の室内温度が2-3度上昇したんじゃないかと思うくらいみなさん熱かったです。涙。ありがとうございます。

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ホワイトボードのメモで当日語られたキーワードは記録できますが、発言された方の口調や身振りはどうしたってライヴには敵いません。次回のトークサロン、ぜひ会場で生の雰囲気を味わってください。

次回トークサロンのお知らせ

「ドキュメンタリー映画を語ろう(仮)」
座長:キムタケ
日時:2020年1月29日(水)18:30-19:30
会場:せんだいメディアテーク 7階 studio a
入場無料

※会場がいつもと違います!!7階です!!お気をつけください

2階映像音響ライブラリーと3・4階仙台市民図書館の臨時休館について

まだ仮タイトルですが、ドキュメンタリー映画について、「その作品がテーマをどの視点から捉えているか」「それを観た者に対してどんな視点を与えているか(或いはいないか)」を軸に、参加者みんなで対話していきます。お楽しみに!

(A.H.)


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