ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、1月27日（土）に、
仙台市在住で主婦の傍ら映画製作をしている佐藤真紀さんの映像作品についての意見交換会が行われました。

　今回の映像作品は、佐藤さんがある高齢の農業サポーターの女性を追いかけたもので、
みやぎシネマクラドルと協力関係にある大和町の「吉岡宿にしぴりかの映画祭」のワークショップで作った3分の映像作品を元に、
追加撮影・編集を重ねて14分にまとめたものです。

　参加者からは主人公の女性が非常に魅力的との声がたくさん上がり、
映像を撮るに至った佐藤さんの溢れる想いと行動力に感嘆の声が上がりましたが、
一方で、映画祭時に上映された映像を観て佐藤さんの説明を聞いている人には入りやすいものの、
初めて観る人には少し分かりづらいといった声も上がりました。

　そのため、参加した映像作家からは、字幕やナレーションによる説明に頼らなくても、
どういう画を加えてつなげれば映像だけで主人公の背景を描けるかといった技術的な意見もたくさん浮かび上がり、
さまざまなことを意欲的に吸収しようとしている佐藤さんにとっても具体的な意見を取り入れる良い機会となったようでした。

　佐藤さん自身、今回の作品をできるだけ多くの人に観てもらえるよう上映の機会を作っており、
よりテーマを掘り下げて新たな撮影をすることも検討しているようです。
「映画を作りたい！」という人の想いを後押しし、さまざまな人とつなげられるよう、
みやぎシネマクラドルとしても引き続き応援できればと考えております。

　佐藤さん、この度はお疲れ様でした！今後もがんばってください！

※なお、この日はみやぎシネマクラドルの参加者で、
同じように「吉岡宿にしぴりかの映画祭」の映像製作ワークショップで
作品を製作中の土屋聡さんの作品も急遽上映しました。
このように本会が地元で映像製作を志す人が気軽に交流するための場になれば幸いです。

それでは次回開催を楽しみにお待ちください。