報告 2018年12月26日更新

活版印刷研究会の活動記録(12月16日)


●技術継承活動
今回は、各自、年賀状の作成。
やりたいことがあって初めて、あれ?これはどうやって組むのか?という疑問も出て、
普段疑問に思わないところも含め、技術指導を受けました。
相変わらず奥が深いです...。

●メンテナンス
いつも見学の際に、刷り体験で使用しているミニ原稿用紙。
それがなんと、とても不思議な形でチェース(印刷用の枠)に組み込まれていることが判明。
原稿用紙の周りに、グルッとジョスやマルト(スペース)が配され、まるで城壁のようになっていました。
活版研究会のメンバーも、どうやってこれを組み上げたのか不思議になってしまうほど...。
でも、実はこれ、間違いなんです。もっとシンプルに組むことができます。
余計なスペースは、版の歪みや活字の抜けも起こしやすくなるのです。
活版工房には、実は小人が住んでいるという噂も!?

before.jpg
【before】

afterのコピー.jpg
【after】

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●見学
ミュージアムユニバースのイベントやページェントもあり
40名の方にお越しいただき、小さいお子様連れの方をはじめ、工房をご見学いただきました。
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活版印刷研究会では、月に1回活字や道具のメンテナンスの技術を職人さんから学び、継承することで活版文化を後世に残す活動をしています。
せんだいメディアテークの地下1階では、活版工房・活版印刷研究会の活動見学ができます。
ぜひ、お立ち寄りください。(M.M)


次回は、1月20日(日)10:30〜16:30(お昼12:00~13:30を除く)


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