報告 2025年03月24日更新

3月23日(日)、鷲田清一とともに考える 最終回が開催されました。


今年度をもって退任する鷲田清一館長の記念トークイベント「鷲田清一とともに考える 最終回」が、メディアテークの1階のオープンスクエアで開催されました。

2014年から合計19名(17組)の各分野の専門家をゲストに招き、社会の課題について考えを深めてきた対話型イベントですが、最終回は初めて、鷲田館長の「ひとり語り」となりました。

鷲田館長は、東日本大震災で被災したメディアテークの再開時のイベント「歩きだすために」にて行った201154日の講演が縁となり、20134月、館長に就任しました。それからの、12年という歳月の中で、東北や仙台で出会った若いアーティストたちの活動に感銘を受けたことや、文化の役割、物語の力と言うことをキーワードに、退任にあたってのいまの想いを会場に詰めかけた人々にやさしく語りかけました。

会の最後には、後任のロバート キャンベル新館長を壇上に招き、ご紹介。キャンベル新館長は、「多様性や機会の均等性に対して逆風が吹き荒れる世界の中で、一人一人の価値や学び、遊び、そしてこれからの時代にふさわしい形を新館長として作っていきたい。」と抱負を語られました。鷲田館長とキャンベル新館長へのエールとしての拍手は終わること無く、いつまでも会場に響き、トーク終了後も、鷲田館長を慕う多くの人々の長い列がいつまでも続きました。

 

 

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「鷲田清一とともに考える 最終回」がメディアテークの1階のオープンスクエアで開催

 
 
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「震災」、「地域」、「アート」、「文化」「物語」「支援から応援」等の言葉をキーワードに、会場の聴衆に優しく語りかける鷲田館長。
 
 
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会場は鷲田館長の退任を惜しむ人々でいっぱいになりました。
 
 
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トークの最後には、後任のロバート キャンベル新館長を紹介する鷲田館長。
 
 
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新旧両館長は固い握手でこの会を締め括りました。
 
 

なお、この様子は、メディアテーク2階の「映像音響ライブラリー」に、後日DVDにて配架される予定です。また、201145日の鷲田館長の講演もDVDで配架されています。視聴・貸出することができますのでどうぞお楽しみに。

 


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