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報告 2025年06月29日更新
6月7日(土)、ロバート キャンベル新館長 トークセッション「ずんだと牛タン」が開催されました。
4月に就任したロバート キャンベル館長によるトークイベント「ずんだと牛タン〜ぼくに仙台のことを教えてください」を1階オープンスクエアで開催しました。
第1部は、キャンベル館長がニューヨークのブロンクス地区で育った子供のころから現在の日本での生活までを、「長い場所を過ごした場所とものの話」と題してお話しました。
第2部では、仙台で活躍している多分野のゲスト4組を招き、それぞれの思い入れのある「もの」の紹介を通して仙台のリアルな姿をキャンベル館長と一緒に考えました。
ゲストは、東北大学大学院教授の大隅典子さん、株式会社ティ・ディ・シー代表取締役社長の赤羽優子さん、株式会社コミューナで翻訳者や国際プロジェクトコーディネーターを務める王友安(ワン・ヨーアン)さん、3人編成のデザインチーム「建築ダウナーズ」の菊池聡太朗さん、千葉大さん、吉川尚哉さんです。
大隅さんは東北大学とコラボレーションした「白松がモナカ」、赤羽さんは祖父が収集した広瀬川の河原の石、王さんは広瀬川のさまざまな場所で汲んできた水、「建築ダウナーズ」は製作したイスと仙台木材協会が発行した写真集をそれぞれ持ち寄り、それらにまつわる印象深いエピソードを語りました。
広瀬川の水にまつわるエピソードを紹介する王さん
仙台の木を使って制作した椅子に座り、仙台を紹介する建築ダウナーズ
後半では、「もの」にまつわる個々のエピソードから出発して、より広い視野で仙台のポテンシャルについて意見を深めました。
最後に、東北大学が日本で初めて国際卓越研究大学に認定されるなど、国際色豊かな都市としての側面も持つ仙台への期待を述べ、イベントを締めくくりました。