2023
03 02
メディアテーク開館
仙台市民図書館開館
報告 2020年05月28日更新
活動記録 2019年12月〜2020年5月
昨年11 月の実施から、気づけば半年が経っていました。
この半年間の活動を簡単にまとめてみました。
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2019年12月。
年内最後のミーティング。
ここまでやってきたことを本にまとめてみよう、という話になっていたので主にそのことについての打ち合わせ。そこから、忘年会に移行して納めました。
来年もよろしくお願いします。
2020年2月。
冬の時期は、スローウォークを実施しても寒さに意識が向かってしまいがちなので、メディアテーク館内でミーティング。
昨年から、これまで実施してきたことをまとめ、メディアテーク館内で展示することも視野にいれながら、「巻物にまとめよう」という案が出ていたので、今日は巻物の実際のサイズ、長さ、内容のことについて話し合ったり、手を動かしてみたりしながら共有したり、確認したりする。
また、展示した際、訪れた人が巻物を鑑賞しながらスローウォークになっていたらおもしろい等、アイデアはいろいろでてくる。が、まとまったようでまとまらない。いや、雰囲気は見えた、気がする。
2020年3月。
そろそろ歩いてみましょうか、ということでクリスロード商店街を今回は夜に歩いてみる予定をしていたが、体調不良者が多く急遽中止。
コロナウイルスのこともあるから、吉川くんが長距離移動しなくても良いようにオンラインでミーティングをしていきましょう、という話でまとまる。
2020年4月。
スローウォーク発案者・篠原章太朗さんと、アドバイザー・五十嵐太郎さんへ今年度も「スローウォーク・センダイ」を継続していくことをメールで報告する。五十嵐さんから「ソーシャル・ディスタンスをとりながらのスローウォークもシュールかもしれませんね」とメッセージを頂く。
2020年5月。
3日。スローウォーク・センダイ初オンライン会議。久しぶりに顔を見て話ができる。それぞれの近況をぽつぽつ話すところからはじまる。
その後、巻物のこと。この状況下で集まって巻物をつくるのは難しいのではないか。じゃあ本にするか。分担作業をしやすいから本にする、というのはどうなのだろう?展示はできるのか?メディアテークは休館中。先のことは見えないのでは?スローウォークらしさがあるから巻物になった訳だよね。でも、集まれないし、とぐるぐると同じところを旋回する話し合い。
一度、スローウォークをしませんか?と千葉大くんから提案。しばらくやってないから思い出したい、と。じゃあ次回はそれぞれスローウォークを実施して、報告しあおうという話で終了。
17日。オンライン会議2回目。
それぞれの歩いた場所や時間、起きたこと、感じたことなどを聞いたり、話したりする。
白鳥くんが歩いた場所は空間まるごとスローウォークのような異世界だったと。
↓ 画像をクリックすると拡大します。
千葉大くんが歩いた場所は毎日通る道。
人がいないところだからスローウォークじゃなくても良いんじゃないかと思いながらもやってみた、と。
街路樹に意識が向いて、はっぱを触っていたらしい。
吉川くんは、スローウォークをするために出掛け、うち半分の時間はミシン屋のおばちゃんと話をしていた、と。
電柱脇の短い柵の存在が気にかかる。
私は、規制緩和された週末、仕事へ向かう母を送りがてら仙台駅構内を歩いてみたが、異様で落ち着かない感じがした。
スローウォークは、雑踏の中に居ながら自分だけそことは異なる速さで歩くこと。そうすることでここではないどこかへいくような、意識が飛んでいくような感覚、そこにおもしろさがあるのだと思う。
でも、今はちがう。街そのものがスローウォークな速度でじりじりと動いている、そんな感覚だ。いつだったかミーティング中に「なんでも速いことが良いこととされているけれど、本当にそうなのかね?」という話が出たことを思いだした。
すべてが元に戻る必要はないんじゃないか。
人が人らしく過ごすための適切な速度に戻っていけばいいと思う。
それはどのくらいの速度なのだろう?
ゆっっっっっくり街を歩きながら感じたい。考えたい。
文:千葉里佳
記録:白鳥大樹、千葉大、吉川尚哉、千葉里佳